留学コンシェルジュ

★小中高留学 成功の条件-すなおさ

小学校、中学校、そして高校留学を成功させるために必要な要素のなかで最も大切なのはすなおさであると私は思います。これは、成績、学校での特技、あるいはアート関連などの能力とは関係のない、人としての基本であるといえるかもしれません。
留学初年度、現地で日々起こることは、日本では全く経験したことのない特別なことが多く含まれます。言葉の不自由さ、生活習慣の違い、そして授業、寮、ホームステイでのルールなどなど、見ること、聞くことが新しくなおかつ、それぞれにその場で対応しなければならないのが、年齢、性別に関係のない「留学」に求められる基本的要素に他なりません。
日本とやり方が違うとか、自分が習ってきたことと違うと言っても、それを誰に、どのように表現するかということでさえも容易に想像もつきません。したがって、留学当初の1-2か月間、留学生はあまり意見が言えないというのが実際です。言いたくても言えないのです。
ここまでは、「留学」した人すべてに言えることです。
一般的には、学習能力の高い人が留学の困難をすんなり乗り切り、良い結果を出すと信じられていますが、現実は必ずしもそうではないのです。もし、そうであれば、学習経験を長年積んだ人、あるいは学習実績の高い人が留学に最適となるわけですが、本当の学習はテストの点数や偏差値の示すところとは、違っている場合もたくさんあります。
さらに、年齢が高くなればなるほど、その人が頭のなかに蓄積した常識や経験が留学においては邪魔な要素になり得ます。すなわち、新たなるやり方、方法といったものを受け入れることができない、あるいは受入れるまでに相当な時間を要するということです。語学の習得が若ければ若いほど早いとされるのは、若い人のほうが、「すなお」に現実を受け入れることができるからです。
余談になりますが、初等、中等教育機関への留学は、まだまだその実例が大学生あるいは成人の留学と比較して数が少ないため、本当のことが一般に伝えられないことも多くあります。「日本でうまくいかないから海外に逃げる」、「10人のうち当初の目的を達成できるのは1人」、「海外で飲酒、ドラッグなどの悪いことを覚える」などがその典型ですが、日本でうまくいかない人が、海外でうまくいくというのは、単純に考えておかしな理屈です。もし、10人のうち1人しか現地の教育機関を終了できないのであれば、私はとっくに廃業しているはずです。ボーディングスクールで飲酒、ドラックを使用して見つかれば、即退学です。
すなおであることの最大の強みは、全く異なった日常を受け入れることができる人間力の大きさです。勉強、スポーツ、美術、音楽、芸術は学習することが、できますが、人としてのすなおさは学習によって大きくさせるものではありません。すなおさは、家族の絆、すなわちお母さんの子どもに対する愛情の深さによってはぐくまれるものと私は思います。

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