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日曜コラム テレビ番組

今年もはや師走です。前年の暮を思い出してみると、
「あれからもう一年か・・・」などと思われて、時の経つのがとても早く感じられます。
さて、私はアメリカに留学した時、テレビを見るのがとても楽しみでした。
特に、夜10時ころから始まるニュース番組をはしごして、12時近くまで
見ることも多々ありました。
日本のテレビ番組とくらべて、アメリカの場合、事件事故などのニュースは
モザイクになる部分が少なく、また、決定的な瞬間を捉えている映像もあり、
日本との伝え方の違いをいつも考え、一人で「すごい」を連発していた記憶が
今でも鮮明に残っています。
朝、昼間のテレビはあまり見ることがありませんでしたが、
映画は好きでしたから、よく週末は3本立ての小さな映画館に通いました。
映像メディアとしてのアメリカのテレビを2年にわたって
留学の時に経験して、日本に帰国してテレビを見てみると、
その違いに唖然とさせられることがたくさんありました。
帰国後一週間ほどは、昼間から午後にかけての番組を
当時、家にいた祖母と一緒に見ていたのですが、
時代劇好きのお祖母ちゃん好んで見ていた、銭形平次、
水戸黄門などは「冗談でしょ」としか思えませんでした。
どうして25セントくらいの大きさの硬貨を10メートルくらいの距離から、
投げて100パーセントの確率で相手に命中し、さらにはそれが
致命的な一撃となり、平次の出現により、一気に問題が解決させられるという
「あり得なさ」が、とっても不思議に思えました。
また、なぜ大の大人が「ぜに」をぶつけられたくらいで、
「痛てっ」と声を発して、武器を落とすのか・・・、
これはもう、「学芸会レベルじゃないか」と思ったものです。
水戸黄門に至っては、江戸時代という封建時代の物語であるとは知りながら、
アメリカにいて自由や平等という精神を、学んできたので、
どうして、同じ人間が印籠を見せるだけで、地面にひれ伏すのか・・・、
解っていても、こころの隅の方で、That’s not fairと言っている
もう一人の自分を発見したものです。
お笑い番組やバラエティー番組も衝撃でした。
彼らがよく相手の頭を平手ではたいたり、
足で蹴飛ばして、倒したりするのも、当時の私にとっては「暴力」以外の
何ものでもありませんでした。
はたかれた方、蹴飛ばされた方はどうして反撃しないのだろう。
言い方や答え方に問題があるだけで、なぜ相手に対して暴力をふるうのか、
どうして、それまでして「笑い」を取りたいのだろうと感じました。
最近は、さすがに昔のようには、相方をバシバシ叩いたり、蹴飛ばしたりする
漫才やお笑いは少なくなったような気がしますが、
アメリカでは、お笑い番組においても、日本のような暴力は
あり得ません。冗談でも決して行いません。
(来週の日曜コラムにつづく)

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