留学コンシェルジュ

これからの教育12 - リーダーシップ教育について2

これから渡航する中学・高校生の英語および異文化適応のための指導をしていて感じることがあります。
Do you like your school?
Do you like your parents?
といった質問をすると、Yes, I do.という回答率が50%を下回るのです。
当然、私は
Why you do not like your school?
Why you do not like your father (mother)?
と質問をするわけですが、それに対して、明確に英語で答えられる生徒は今までのところいません。「いうこときいてくれない」「授業が眠ったい。先生が話し始めると眠くなる」などの答えが頻繁に返ってきます。
どこの国でも十代の子どもたちの意識は変わらないのでしょうか。それとも、日本の若者がとりたてて無気力、無関心なのでしょうか。
もし、無気力であるとすれば、あるいは世の中の事象に無関心であるとすれば、わざわざ人の国まで出かけて行って、自分の人生をあえてゼロからスタートさせる必要などありません。しかし、私には現状維持だけで「オーケー」な若者というのは、とても少ないと思うのです。ただし、それを具体的に表現する場や、皆といっしょに考えて、行動を起こしてみるチャンスが与えられていないのではないかと思います。もちろん、「自分が行動を起こさなければならない」のですが、もし、毎日が面白くもない一方的な知識を詰めるだけの「授業」であるとすれば、また、毎日のように、小言を言われ続ければ、これは与える側にも工夫がたりないといえるかもしれません。
私たちは日常で大なり小なり目標を決めて動いています。日々の決まりごとであったとしても、自分の意思がなければ行動を起こすことはできません。程度の差はあっても、小さなゴールに向かって自分の意思を働かせて、できることであればよい解答を得ようと努力することは、私たちの自然の営みであると私は思います。その日常が批判や指摘によって埋められてしまっては、自然の形がゆがめられてしまいます。
リーダーシップとは特定の組織が目指す目標を合理的に達成するための方法論であると思いますが、その目標を達成するため、大切なのが「達成したらどうなる」という価値観の共有であると思います。その価値観が明確でないと、その組織は機能しないと思います。
留学は自分で自分自身のリーダーシップを取るのに最適な場であると私は思います。まず、自分がやらなければ、誰も何もしてくれません。朝起きることから、夜寝るまで、日常を仕切るのは自分以外にありません。さらに、自分の身の回りのものごとを理解するために、積極的に行動しないと、相手の意思を把握することも、こちらの意思を相手に伝えることもできません。このような環境は日本では絶対にありえなかったことです。
中学二年生の留学希望者が、私とのコンサルティングで言った「リーダーシップを(留学して)学びたい」ということは、子どもたちの潜在的意識のなかに、「積極性」へのあこがれ、グローバル社会のなかでの先行き不安、自分とは何かへの追及などの要素がふんだんに含まれることの暗示ではないだろうかと私は思います。

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