留学コンシェルジュ

中学・高校留学のリスク

ある読者の方から、下記の質問をいただきました。
中学生の子供がいます。
高校生になったら、1年間海外の高校に留学したいと言っております。
多くのagentより資料を送ってもらい見ていますが、そこからわかることは殆どありません。
とても良いなと思った学校でも、実際に見学された方のお話を聞くと良くなかったり。
寮は色々と問題(生徒間で)あるようだし、ホームステイも当たり外れがあるようだし。(週3回マクドナルドの夕飯という家庭があった知人もいます)
日本で暮らしているようには、いかないとは思いますが、出来るだけ良い環境においてやりたいという親の思いもあって、留学させることは大変だと感じています。
私の回答を下記に示します。
初等・中等教育機関への留学には、考慮すべきリスクが必ずあります。
結論から申し上げると、「できるだけ良い(学習)環境におきたい」という親心に厳密な意味で答えれば、留学はリスクが多すぎると言えると思います。私が知る限り、ホームステイも寮での人間関係も多くの留学生が克服しなければいけない学習外のたくましい生活力が求められます。
親の庇護を離れて、自己判断、自己責任という社会人としてこれから重視される要素を鍛え、結果として、英語というコミュニケーションツールを手に入れ、相手を認めたうえで、自分の意見を堂々と述べるというプレゼン能力は、子どもたちが留学して、成長する過程で身につけていくものと私は考えています。
留学によってそれらを得ようということが、ハイリスク、ハイリターンであるか否かは、ご家族が判断すべきと私は思います。
私の経験からお伝えできることは、留学した子どもたちは与えられた環境に適応するための柔軟性を備えていて、食事や人間関係といった問題で留学を中途で断念する留学生は極めてまれだということです。

上記が私の質問に対する回答ですが、
留学することのリスクをひとことでいうと苦労です。
「かわいい子には旅をさせろ」といことわざが苦労を象徴しています。
実際に、私が担当する現行のホームステイをしている留学生で、
一年以上にわたりホームステイを変えていない生徒は珍しく、
寮でのルームメイトや日本人同士の人間関係が
すべてうまくいく生徒は皆無と言っていいと思います。
学校の選定に関しては、パンフレット、ホームページなどから、
その学校の本質を見出すことは極めて難しいことです。
なぜならば、書いてあることはほとんど同じですから。
親は皆、かわいいわが子であるからこそ、
納得した人生を生きてほしいとわが子に願います。
納得できる教育を選択するために、
中等教育までは、親も積極的にわが子の教育に参加してほしいと
私は思っています。
その方法は多岐にわたるでしょうが、
私がお勧めしたいのは、「かわいい子には旅をさせろ」の実践です。

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