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これからの教育6 - 大学入試への道とスポーツ・芸術活動

<土曜日のブログに続きます>
できることであるならば、誰しも苦労はしたくありません。しかし、苦労せずにトントン拍子に人生が進み、結果的に幸せになっていたなどというストーリーもあり得ないことです。今、日本で行われている初等、中等教育というのは、大学に入るためにどうしたら、合理的に最小限の苦労と努力ですむかを徹底追及しているように私には思えてなりません。
苦労が足りないと、自分本位になってくると思います。また、目標達成のための基準がすべて学力にセットされるために、日常生活がきっちりと覚えることを中心に固定されます。それを当り前のようにこなすことが価値のあることであり、生徒として褒められるべき徽章となります。「本当にそれでいいのだろうか」という迷いは禁物です。その疑問に対しての回答は、目標を達成した時に考えればいいということになります。
学ぶ、覚えるということを着実に忠実に実行できる日本の教育で不思議なのが、英語力です。世界の国々と比較して、日本の場合、英語を使える人の割合が決して高いわけではありません。厳密にどれだけの人が英語を使えて、どれだけの人が使えないかはわかりませんが、覚える教育が徹底しているにもかかわらず、またすべての人が、使える英語の必要性を感じているにも関わらず、それを使える人の数が多くないのはなぜなのでしょうか。激しい競争率をくぐりぬけて、一部上場企業に入社した新人でも、英語研修と称して、英語圏に三か月くらい英語の特訓に出かけなければ、使える英語を獲得できないという現実は一体どうしたことなのでしょうか。
大学までの道筋があまりにも一直線にひかれているので、それ以外のものに触れる時間が、今の小中高生には足りないのかも知れません。スポーツ活動、芸術活動、そしてそれ以外の余暇での趣味、興味に触れる時間は当然あると思います。しかし、もし学校の活動が包括的に、学習におけるランキングが中心となり、その他の活動もレギュラーと補欠、入賞とそれ以外などで区別されて、結局大学入試めざして、考えざるを得ないのであれば、相互的に勝ちを収める生徒は何パーセントになるのでしょうか。
アメリカのボーディングスクールでは、競技スポーツをすることを率先しています。一年に三回のシーズンがあり、スポーツの種類が変化します。一年を通じて同じスポーツに特化することはありません。正課の授業として体育はありません。授業が終わった後、スポーツ活動の時間が二時間ほどあり、そこでスポーツを行います。
(つづく)

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