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#2 ボーディングスクールと大学、夏休みの違い

ボーディングスクールのサマースクールは現役の留学生たちにはあまり人気がありません。その理由は、ESLクラスのみの編成なので、アメリカ人生徒との交流はなく、学習の内容もESLのみなので興味を惹かれない、参加生徒数が20人に満たずアジアからの留学生が多く、英語力もかなり差があるために授業が単調になることがある、多様性に欠けるなどというものです。
一方で大学のサマースクールは、そもそも単位取得が目的ですから、留学生と地元学生の区別はありません。クラスの人数も多くても、少人数でも単位取得という目標があるので、規模そのものが問題ではありません。学期の延長上にサマースクールという他の学期と比べると短い学期があるだけです。
大学の上には、大学院がありますが、そこに行くためのサマースクールというのはあまり一般的ではないようです。
留学生の2年目以降のサマースクールの活用方法は、大学の場合であれば、単位取得をするか、あるいは、海外や国内でも実習、インターンなどに特化して通常の学期ではできない自分自身のプロジェクト(研究課題)を実行する期間として活用することなどが挙げられます。
中学、高校ボーディングスクールの2年目の以降のサマーは、大学進学のための準備ということにおいては、留学生用のESL英語研修プラス午後のアクティビティータイプよりも、TOEFLやSATの集中学習ができる語学研修期間が実施している日本的な夏期講習のほうが実用的に思います。
中学生に関しては、英語力が充実してくれば、テンスクールズやESLのないボーディングスクールが実施するサマースクールであれば、英語初心者と一緒にESLクラスで学ぶ状況は避けられるのと、テンスクールズという高校ボーディングスクールとしては最上級の設備と教育環境を持つ学校で1か月余りを過ごすことができるのでお勧めです。
テンスクールズ等のサマースクールへの出願は、英語力の証明、推薦状、本人のエッセイなどの提出が必要です。それを自らが行うことで、大学への出願の基礎技術をつけることにもなると思います。
学校社会のなかで自己管理については、留学2年目以降は、少しでも自立することを目指してサマーの期間の過ごし方を考えることが重要に思います。

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