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アメリカ学校訪問 -ニューワーク空港からの入国時に・・・

今週は火曜日からアメリカにいます。ペンシルバニア州、コネチカット州、
そしてニューハンプシャー州の学校訪問がその目的です。
いつもは、シカゴ経由で入国し、その後東海岸の北にあるボストン、
ポートランド(メイン州)などからボーディングスクール訪問を開始して、
南下してワシントンDCあるいはニューワークから帰途に就くのですが、
今回は逆ルートでのボーディングスクール訪問です。
こちら、アメリカの東海岸は毎日晴れの日が続き、
昼は太陽の日差しはとても強く、熱く感じられます。
そして、日が落ちる(8時30分頃)とぐっと気温が下がります。
日本よりも湿気が少ない分、快適な気候といえます。
もちろん、この快適なサマータイムも九月いっぱいくらいでしょう。
サマータイムが切り替わる11月の半ばには雪がちらつきます。
今回は、私と生徒との二人旅ですが、ニューワーク空港の
イミグレーションでひっかかりました。
入国係官は、私が頻繁にアメリカに来ていることに疑問を持ったようです。
「今年になって、四回入国しているが、その目的は」
―ボーディングスクール訪問です。
「どこのボーディングスクールを訪問しているのですか」
―主にニューイングランド地方、マサチューセッツ、コネチカットなどです。
「今回、クエイカータウン(ペンシルバニア州)にいく理由は」
―そこにボーディングスクールがあるからです。
「あなたは、彼(生徒)のお父さんですか」
―いいえ、違います。彼の教育コンサルタントです。
「では、彼の親からの学校訪問を許可するレターを見せてください。」
―そのような手紙は持っていません。
「あなたは、プロでしょう。なぜマイナー(未成年)の彼と何も持たずにアメリカに入国するのですか。」
―カナダでは、両親からの同意書がないと、未成年者が他人と入国できないことは知っていますが、アメリカではそのようなことは、聞いておりません。
「では、君に聞きます。(斉藤をさして)彼はあなたの何ですか」
生徒:教育コンサルタントです。
「あなたは、彼を恐れていますか」
生徒:??・・・。
―いいえと言っています。
「彼は、あなたを誘拐しようとしていますか」
―えっ、そんなわけないでしょ
(斉藤が翻訳して入国管理官に伝える)
「わかりました。では、右手の四本の指をここにあててください。」
私は過去四年間で、生徒と二人で三回学校訪問をしましたが、
これほど、うるさく聞かれたのは初めてでした。
次回、生徒との二人旅には、必ず親の同意書を持参することにします。
つづく

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