留学コンシェルジュ

#5 自力で学校を訪問するために

<土曜日のブログに続きます>
我が子の留学が始まって親が現地を訪問する機会はペアレンツウィークエンド(10月、2月が一般的)、感謝祭休み(11月下旬の1週間から10日程度)、冬休み(クリスマスを中心に2-3週間)、春休み(3月中旬、2-3週間)となります。
初年度、一人旅で我が子の学校まで到達するのは、至難の業といえるでしょうが、我が子が留学にチャレンジしているわけですから、親も学校を単身で訪問するということにチャレンジするのは、とてもいいことのように思います。飛行機の乗り継ぎ、現地での車の運転、そして学校を訪問しての先生や学校職員との会話、ホテルでのチェックインと食事など、ガイドやパートナーなしですべてを自分で行うことで、今まで見えていなかった異文化の世界がとても身近に感じられるようになると思います。
あるお母さんが我が子を訪問するため、すべてを自力で行えるようになるまで3年かかったことは、最初のブログで述べましたが、そのお母さんが英語学習にまで我が子の留学を通じて自分のチャレンジの範囲を広げたことを考えてみてください。
その「やればできる」という精神は、そもそもボーディングスクールに留学する子どもたちが獲得する人生におけるとても重要な心構えを秘めていると思います。彼らの果敢なチャレンジを親も何らかの形で追体験することで、留学という教育手段が彼らの将来に生きてくると思います。生きるというよりもむしろ必須事項になるのではないでしょうか。
子どもたちが考えていることと、親の意識がシンクロすれば、将来への不安も消えていくと思います。
4月にアメリカの大学を訪問した時、親子での訪問者がほとんどで、子どもだけ単身での訪問者が極めて稀なことに驚きました。アメリカでは、子どもの自立を幼少のころから促しながらも、親子の関係に日本とは違った意識の共通点があるのかもしれません。
留学というと語学習得、自己の世界の拡大、グローバル社会への対応などが一般的なメリットとされていますが、我が子の留学に刺激されて、親の意識も変わることで、そこにより健全な親子関係が見いだせるかもしれません。その関係性こそが、家族の財産となると私は信じています。

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