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高校生の留学体験 ― 学びと遊び(*齋藤勲志君の手記)

よく遊びよく学べという格言があります。英語では、All work and no play makes Jack a dull boy.となります。学ぶこと、遊ぶこと、そのバランスが子どもたちを健全に成長させるという概念は、日本も欧米も共通していると思います。
「日本ではできないことをたくさん体験したい」という好奇心のかたまりのような齋藤君の一年間の留学体験は、学びと遊びのいずれにも果敢なチャレンジがうかがえます。彼は、「出発前の勉強のおかげで会話などはまったく苦労しなかった」と明言しています。しかし、初対面の人の名前をなかなか覚えられず、それを「満面の笑み」でうまく切り抜けたそうです。
「そんなに英語って簡単だろうか」と言いたくなりますが、彼のコメントには英語で苦労したという記述は全くありません。おそらく、悩んでいる暇がなかったのでしょう。
登校初日は日本と正反対に生徒が時間ごとに教室を移動するので、どこに何の教室があるか覚えることに夢中で、友だちをつくるなどとても無理。しかし、次の日から気持ちを入れ替えて、友だちをつくり、楽しいハイスクールライフに変えていったといいます。「そんなに思い通りに、友だちが作れて、ハイスクールライフを楽しめるものだろうか」と思われる皆さんもたくさんいると思いますが、彼の筆致はとても明るく、影がないのです。
学びに関しては、「裁判と法律」、「心理学」、「ウエイトトレーニング」を選択し、スポーツ活動として、冬季レーシングスキーチームに入り、週に3~4回ゲレンデで練習に励んだそうです。このチームメイトが彼の留学中の最も仲の良い友だちとなったそうです。春になって、スキーからサッカーにスポーツが変わり、学校選抜チーム(Versityですね)に所属して、地区大会で優勝、全校集会での表彰となります。
アメリカの高校のユニークさの一つに、多彩な科目選択があります。裁判と法律、心理学などは、日本であれば大学の一般教養(リベラルアート)で学ぶにふさわしい科目でしょうが、アメリカの場合、高二、高三と大学一年、二年が私にはかなり接近しているように思えます。故に、数学のできる高校生は、大学で数学の授業を取ることも許されます。
齋藤君が選んだ社会科目は、彼がその分野に明確な興味があるから成し得たと思います。誰でも、好きなことであれば、やる気にもなるし、そのための苦労も楽しみに変えることすら可能でしょう。
齋藤君は、「いつか留学したい」、「大学生になったら(留学したい)」という願望を前倒しして、高校時代に一年間アメリカのユタ州に留学をしました。そこで彼は、学習科目を自由選択し、生活を自分で自由にアレンジして、自分なりの留学をかたちにして、納得の生活を送ったようです。「日本ではできない体験をアメリカでたくさんした」齋藤君は、学びと遊びのバランスをコントロールするという、社会人として重要な生活力を、留学で獲得したと思います。
(*注:齋藤勲志君の手記は成功する留学、小・中・高生の留学2001-2002、105ページに掲載されています。)

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