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ボーディングスクール - 学校のデジタル化 その2

教科書を電子化することで何がどのようになるのか、専門家の意見を十分に聞くことができました。今回の学校訪問、生徒のお父さんがその道のプロだからです。
まず、教科書電子化の基礎となるデータですが、現行の教科書を読みとるソフトはすでに無料でダウンロードできるようになっているのだそうです。画面上の教科書、重要なところをラインマークすることはもちろん可能です。また、わからない単語をタップ(指を触れる)することで、その意味を表示したり、ウィキペデア、あるいは他のリソース(情報源)にアクセスしたりすることもできるそうです。
各単元ごとの要点を網羅して、模擬試験を作成したり、その結果で自分の欠点を補強するようなデータも作れるのだそうです。教科書の読み上げも可能になるとのことです。これは、目の不自由な人にとっては朗報です。
私は英語圏の学校の教科書を見るたびに、そのボリュームの違いを感じていました。生物、歴史、物理、化学、数学などの英語版の教科書はみなその厚さが4センチくらいはあります。ずっしりと重く、それらを持って移動する生徒が、かばんでなくてリュックを背負うのも良くわかります。
日本の教科書は英語に比べて、とてもコンパクトにできています。それを電子化すれば、いよいよ生徒が学校に行くとき、タブレット一つで、すべてをまかなうことができるかもしれません。アメリカボーティングスクールにおいては、先生および学校当局とのコミュニケーションも含めて、そのような動きになってきています。
日本の私立学校に通う生徒やお母さんから聞いたところによると、学校では「検定教科書」はあるが、実際は先生のハンドアウト(プリント配布)を中心に学習していて、教科書どおりにクラスがすすむということはないといいます。なるほど、私立学校では、一二年公立の学校よりも学習内容が先んじていることは珍しくありませんから、それも当然といえます。
であるならば、先生の紙データを電子化することで、生徒も学習内容の編集が簡単に、確実に、そして何より便利にできはしないだろうかと思います。
教科書の電子化で最も大切なことは、いままでのデータの煩雑さから先生と生徒が解放されることで、捻出できる時間を何に使うかということであると思います。もし、それがさらなる知識の詰め込みに使われるのであれば、先生も生徒もハッピーではないでしょう。そして、つまりは学ぶことの原点に帰っていけば良いのではないかと思います。
教科書が電子化されることで、先生と生徒とのコミュニケーションがより緊密になれるのであれば、このツールは活用すべきと思います。

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