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ニュージーランド一年留学 - 履修科目の実際 その2

<前日のブログに続きます>
Outdoor Educationクラスでのマウンテンバイクでの旅は、今年の留学生だけではなく、前々年の留学生もそのクラスを取って、同様の経験をしています。一般的な日本の16歳の女子高校生にとって、風雨の山中を終日自転車をこぎ続けるこのキャンプは涙がちょちょ切れるくらい、辛くて、苦しいものであったと思います。
私は当然のことながら、彼らには「すごい。良くやった。立派だ。君たちの経験は未来に通じる」などと、称賛します。日本にいるご両親もそれを受け止めてくれるところに、私は希望を感じます。
私が現在お世話している、ニュージーランド一年留学の生徒三人のお母さんはすべて留学体験をしています。自らの異文化での体験をふまえて、「それくらいの苦労は当たり前です」と受け止めてくれるのでしょうか。少なくとも、私はニュージーランドの自然体験で、日本の親からのクレームをこれまで受けたことがありません。「自己選択、自己責任」とは、あるお母さんがニュージーランドに出したわが子がバンジージャンプ、スカイダイビングなどに挑戦する時、その許可を問う私の質問に答えた時の言葉です。
もう一人の生徒はHospitality(接客・もてなしに関する学習)をTourism、ChildcareをMusicに変更し、Fashion Technology、Hairdressingを取っています。授業が始まって一学期が終わりましたが、一年留学では、学校が認めてくれさえすれば、履修科目を変更することができます。
一年留学にチャレンジした私がお世話している三名の留学生は、普通科高校の生徒です。しかし、彼らのニュージーランドでの科目選択には、数学もなければ、理科系、社会系、そして国語系(英語読解)に関するクラスもありません。英語力にハンディがあるからということで、実用的、実践的な科目を履修していることは、わかるのですが、ざっくばらんにいえば、観光・旅行、子どもの世話、洋服生地とデザイン、野外活動などは、学習の内容からして、大学を目指しているということにはならないでしょう。これらの科目は、彼らの潜在的な興味を反映しており、ニュージーランドでは、それらの科目を「普通科」で当たり前に履修できることができます。
アメリカでは、一年留学でこのような科目の履修はできません。これほどまでに、職業訓練的な学習はアメリカの高校では実施されていないからです。
今まで私がお世話したニュージーランド方面、一年間留学生は全て日本の大学、あるいは英語圏の大学に進学しています。彼らにとって、ニュージーランドでの一年間の体験は、生涯の財産といっていいと私は思います。知識を詰め込むだけの精神的に納得のいかない勉強を離れて、自分がやりたいことを、自分の責任で学ぶことで必ず彼らは新たな自分を発見すると思います。
そこに、「学び」の原点があると私は信じています。学問へのアプローチはそれぞれの生徒のかたちがあって良いと思います。彼らの職業訓練的科目がどんなものであるのか、「つまらなかった」と言うのか、あるいは、「素晴らしい」と言うのか、私は知りたいと思います。
その結果を皆さんにお伝えするのを、私の楽しみの一つにしたいと思います。

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