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ボーディングスクール訪問 今週の訪問校について その2

<前日のブログに続きます>
17日 Cheshire Academy
午前中に訪問したGunneryに比べると、Cheshireの近くにはスーパーマーケットやレストラン、中古車センターなど街の郊外によくある建物がある。学校の規模や生徒数はGunneryと同じ規模だと思うけど、学校の個性というかキャラクターは全然違う。生徒の服装などの自由度や、学校のあるところの田舎性などの面で、Wyoming SeminaryとGunneryの中間にCheshireがあると思う。
斉藤さんが現在お世話しているレイナさんと、サリーを身に付けた12年生、シニアの人が学校案内をしてくれた。レイナさんは留学して一年三カ月ほど、アメリカ滞在期間は一年あまりなのに、英語が普通に話せる。私も早く英語を普通に話したい。あんなふうに話せるようになることが今はまだ、イメージできない、とても残念。
レイナさんによると、この学校の校舎の一つはコネチカットで一番古い建物だという。学校の創立は1794年。斉藤さんが「フランス革命の五年後ですよ」と言っていたが、ちょっとピンとこない。日本だったら江戸時代の終わりころ。古い歴史のある学校だけど、新しい建物も多い。
学校訪問も三校目だから、すこし英語にも慣れてきた。先生が言っていることの1/3位はわかります。でも、難しい単語につっかえてしまって、そこで意味が途切れてしまう。レイナさんはどんなふうにして、英語が話せるようになったのだろう。
不安だった面接も思ったより簡単というか、質問する人によって全然違う。Cheshireのミッチェルさんからの質問は、斉藤さんから聞いていたことの範囲内だったから、緊張しなかった。三十分くらいでどれだけ、自分のことが相手に伝えられるかが大切だと思う。
私の面接の後に、お父さんとミッチェルさんとの話があった。斉藤さんによると、お父さんは
「Cheshireは他のボーディングスクールと比べて何が特長ですか」
と聞いたそうだ。
ミッチェルさんは、
「他のボーディングスクールと違って、Cheshireは特にこれが秀でているということがないのが特徴です」
と答えたそうだ。ミッチェルさんは、「それぞれの生徒は個性があって、その個性を将来活かせるように導くのがCheshireだ」と言ったそうだ。
その一例として、親はビジネスウーマンにしたかったのだが、本人はコックさんになりたかった生徒がいた。彼女は本当に料理が好きだった。そこで、Cheshireは、彼女にアメリカで一番有名な料理学校への入学を勧めた。彼女はそこに入学し、アメリカでも超有名なレストランのシェフになったそうだ。
ミッチェルさんは、
「五十歳になって、不本意だったと自分の人生を嘆くよりは、若い時から真剣に自分の人生を考えさせたい。そんな環境をCheshireは提供します」
と言ったそうです。
レイナさんと別れる時、彼女は「この学校に日本人は私一人です。ぜひこの学校に入ってください」と言った。私はレイナさんのその言葉がとても嬉しかった。私も早くレイナさんのように、英語が話せるようになりたい。
<つづく>

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