留学コンシェルジュ

留学体験の今昔 

成功する留学、小・中・高校生の留学2001年-2002年を読んでいます。
今から10年あまり前の中高生留学体験談に私は自分の70年代の渡航、
そして留学を重ね合わせています。
私が初めてアメリカに行ったのは1976年のことでした。
大学三年生でしたが、飛行機に乗るのも初めてでした。
「日本とすべてが違う」というのがアメリカに対する第一印象でした。
とてもまずい食べ物、今までテレビや雑誌でしか見たことのない
個性的な容姿の外人たち(本当は自分がガイジンです)。
全くといっていいほど理解できない英語、
とんでもないところに来てしまったという小心さと、
それでも何でも見てやろう、やってやろうという居直りのはざまで、
口に合わない極端な味の食べ物に辟易しながらも、
一所懸命に自分なりにまだ見ぬ世界に期待し、わくわくもし、
楽観的に日々を過ごしていたと思います。
五か月弱のアメリカ滞在でした。
学校には通わず、アメリカをバスで横断するといういわば旅行です。
それでも、自分のこころの奥底の好奇心を刺激するには十二分な経験でした。
具体的に何を見て、何に感動し、何を夢見たかとは、
今となっては記録に残っていないので、明らかではありません。
しかし、あの奔放な旅なくしては、今の自分はありません。
おそらく、驚きの要点は、アメリカという国の物理的な大きさ広さ、
英語という言葉でのコミュニケーションのおもしろさ、楽しさ、
異文化人の生き方の違いへの感動、人に対する概念の拡大、日本の文化、
社会への批判、肩書きの全くないまっさらな自分への気づき、
生きてゆくことへのささやかな期待、希望、不安、
そして父母、家族の大切さなどだったのでしょう。
当時は、私の身の回りにはコンピュータ、携帯、
などの通信機器は当然ですがありませんでした。
国際電話は1分間数百円もしました。
現代と比較すると「はるかな昔」だと私はずっと思ってきました。
しかし、中高生の留学体験談を読んでみて「衝撃」を受けました。
なんと、パソコンも携帯も自由に使え、世界の情報が瞬時に獲得でき、
家に居ながらにして、ほしいものは何でも注文できる世代の子どもたちが、
外に出て、世界の大きさに驚き、異文化の人たちから受けた無償の愛に感動し、
考えが先行し行動できない自分にとても悩み、ホームシックで泣きはらし、
親からの一言に涙を流す。
私の時代となんら変わらないことが、外国体験や留学において、
現在進行形で日本の閉鎖的といわれる若者に起こっていました。
物理的な社会は日進月歩でどんどん変化しても、
人のこころは変化しない―私が今までブログで繰り返し述べてきたことです。
そのことが如実に若者の直筆で留学体験記には記録されていました。
私は彼らから、あらためて生きる勇気をもらいました。
そして、彼らの先輩として、これからも世の中の役に立ちたい、
貢献したいと思います。
今、彼らの次の世代が世界にチャレンジしつつあります。

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