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高度一万メートルから見たアメリカ大陸

Los AngelesからChicagoを経由して、コネチカット州Hartfordへと
飛行機で移動しました。
「日本沈没」や「さよならジュピター」などでSF作家として名を馳せた
故小松左京さんは、晴れた日に飛行機から眺める地上の光景が大好きで
何時間も飽きずに地球を観察していたと、自らのエッセイで述べていました。
私も今回のアメリカ大陸横断では、フライトアテンダントに
高度や飛行機の位置を何度か確認しながら、
アメリカ大陸の自然と人が創り出した光景に見入りました。
感嘆の連続でした。
まず、LAを飛び立って目に飛び込んできたのが、人の作った道路と、
自然が作った川の流れのおりなす模様です。
フリーウェイが動脈で、他の道路が静脈のようです。
川も同様に、山々のひだ深く食い込んで、それらが谷を通って集まり、
だんだん太くなって平地を蛇行する様子が眺められます。
自然は水を媒体として、大地をうるおし、人はさまざまな移動手段で、
その生活を維持しています。
フリーウェイを走る車の点々の連なりは、人間の血液そのものに
思えてきます。
ほどなくして、カリフォルニア州、シエラ・ネバダ山脈と
ロッキー山脈の山々が見えてきました。
フラットな大地が地球の下からとてつもないエネルギーで
突き上げて盛り上がったようすがわかる山々。
3万7000フィート上空(11000メートルほど)から見ても、
南北に延々と漆黒山脈が続きます。山脈の半分くらいから上は、
雪に覆われたままです。
3000メートル以上の山々が連なっているということなのでしょう。
壮大な光景です。
山の多い、ネバダ州、ユタ州ですが、手つかずの自然の多いところでもあります。
人間が全く手を加えていないところは、上空から見ると茶褐色になっています。
山脈、渓谷、そして大地がとてつもない年月をかけて浸食して出来上がった
褐色模様の自然を私は飽きずに眺めています。
UA840便は進路を少し北寄りにとり、山々を超え、古き良き時代の西部劇、
シェーンの舞台になったワイオミング州をかすめ、平地が続くネブラスカと
アイオワの穀倉地帯に入りました。
ひとけのない平地は茶褐色になっていますが、人が手をいれてあるところは
黒褐色、深緑色になっているようです。
平地がさまざまな大きさの四角形に区切られています。そして、ところどころに
さまざまな大きさの円が見えます。
みな、人が灌漑して畑とし、大規模にトウモロコシ、大豆、ジャガイモなどが
作られていると思います。
11キロの上空からでさえ、見渡す限りこのような光景が続くのです。
アメリカのとんでもない広さと、人間の力に感心させられました。
「日本とは違うなぁ」と思います。
灌漑などしなくても、夏の前には雨が降り、その豊富な水量で
稲作を昔から営んできた日本。
その自然を変えようとしても、人間のいうことなど、
聞いてくれない日本の自然。
巨大にして人が手をつけられない自然と、水を持ってくれば
いろいろな穀物を大量に栽培できる自然を持ったアメリカ。
地球はこれほどまでに違う風土を持っています。
ぜひ、若い世代にそれを体感し、日本で生まれて良かったなと感じつつも、
世界で活躍できる人になってもらいたいと私は機内で思いました。

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