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日曜コラム 図書館は宝の山

毎週、市の中央図書館に行き、数冊の本を借りてきます。
朝の運動と同様に、日曜日の図書館通いは私の習慣になっています。
通常は、検索端末で自分の目当ての本や著者を探し出して借ります。
教育、倫理、小説、社会、経済、経営、哲学、随筆など100番ごとに
細かく分類されている書棚、また、好きな著者を検索すれば、
書庫にある本も含めて、すべての著作が調べられます。
私の町の図書館から紙の図書カードが消えたのは十数年前でした。
現在は、どしょデータはすべてコンピュータに入力されていて、
画面にタッチするだけの簡単端末で、検索した本のデータを
プリントアウトできるようになっていて、書棚にない本は、
司書の人たちが、書庫から取ってきてくれます。
私の町には図書館が四つあります。端末機はその四か所と
つながっているようで、購読予約もできるようになっています。
図書館に行く時間がない時は、パソコンからアクセスして、
目当ての本を探し出し、それを予約することができます。
以前にもブログで書きましたが、世界名作全集、
人気作家の全集、直木賞、芥川賞受賞作品、古典、はたまた
落語、クラシック音楽などもCDあるいは、カセットテープで
貸出可能です。
「宝の山だね」とは家内が言ったのですが、私にとっては、
宝以上かもしれません。なくてはならないもの、生活の必須条件、
知識のアウトソース、ありがたい場所に他なりません。
「いい本があったら借りてきてね」と家内は能天気きわまりないことを
言うので、「いい本は自分でめっけて、自分で借りるもんだ」と
私は言いました。
今、話題になっている本は、図書館にはないと思います。
しかし、活字というのは、不思議なもので、十年、二十年たっても、
著者の精神はストレートに私のこころを刺激します。
「この考え方はふるいから」などと、一度も感じたことはありません。
おそらく、図書館という社会的機能は、良いものを選び出す知性を
もっているのではないかと思います。
活字を通して、いろいろな人に巡り合いました。
この世にいない人も、活字上では自由に会えますし、感動ももらえます。
図書館と我が家は自転車で二十分ほどかかります。
ルートの途中にデパートがあり、土日は道が混むため、
車で行くと、一時間以上の時間を無駄にすることになります。
したがって、いくら寒くても、暑くても、自転車でいきます。
英語圏の学校を訪問するとき、どの学校も必ず見学ルートに図書館があります。
しっかりした学校は、図書館がとても整備されています。
図書館は世界に共通する、人々の宝の山に違いありません。

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