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アメリカボーディングスクール-寄付金について3

アメリカのボーディングスクールの寄付金貯蓄額の平均を日本の私立高校と比較すると、圧倒的にアメリカのほうが大きいことがわかります。しかし、問題は額の大小よりも、寄付金がいかに有効に使われるかということ、さらには、「有効な使われ方」とは何かとなります。私立である以上、上手に運営をしないと、そこで学ぶ生徒および親が満足せず結局、つぶれることになってしまいます。
はじめに政府ありきの日本の近代と違って、荒野のフロンティアを自らのリスクで切り開いていったアメリカとでは、当然のことながら生活文化のベーシックが違います。寄付とセットになっている学資援助金に対してのボーディングスクールのポリシーに私は、日本の学校との明確な違いを感じます。
Boarding school review(BSR)によれば、学資援助費用をもらう生徒の比率は34%、その平均金額は18500ドルとなっています。全校生徒のおおよそ3人に一人が平均150万円あまりの資金援助を学校から受けていることになります。成績優秀者、芸術、体育の分野で特殊な能力を持っている生徒などで、費用面で困難がある生徒に学資援助費用が与えられるわけですが、受給生徒数、金学とも日本の私立とはかなり違うと思います。
テンスクールズに限っていえば、学資援助受給者の平均パーセンテージは36%、最も多いのがPhillips Exeter Academyで47%、支給金額の平均は30,000ドルを超え、St. Paul Schoolが最高で41,660ドルの支給額となっています。多くの若者があこがれるボーディングスクールだからこそ、その範となりたいという意志がテンスクールズにあると仮定すれば、納得できる数字ではないでしょうか。
また、世界の冠となるアイビーリーグ大学群においても、同様に学資援助受給者数はかなり多くなっていると思います。ただし、どれだけの人がどのような理由でどれだけの学資援助を具体的に受け取っているかということを、学校は詳細に発表するわけではありません。私の知る限りでは、日本からの留学生では、初年度、学資援助をもらった生徒はいませんが、次年度以降、家庭の事情等で授業料の2割程度(5000ドル~10000ドル)の学資援助を受けた生徒は二名いました。
私はボーディングスクールを頻繁に訪問します。どの学校を訪問しても、校舎のどこかで、改修、新築などが行われています。森閑として、以前と変わらずというなかでも、何かが必ず動いているのがボーディングスクールです。おそらく、恒に変わる、拡がる、成長するというのはアメリカ文化の一部分を象徴していて、ボーディングスクールもそれを受け継いでいると思います。

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