Wheaton College訪問 アメリカ、マサチューセッツ州
バーモント州から250マイルほど南に車で移動しました。Wheaton Collegeはボストンの南、おおよそ車で40分くらいのところにあるアメリカ、ニューイングランド地方の典型的なリベラルアーツ系の大学です。
この学校の基本情報です。
私立リベラルアーツ大学
総生徒数:1650人
年間費用(授業料、寮費、食費概算)$66000
創立年:1791年
合格目安となるTOEFL点数:91
昨日のUniversity of Vermontとは打って変わって、学校の広さ、生徒数などの規模が十分の一ほどに縮小されました。今回の大学訪問であえてアメリカのかなり北にあるところから5時間以上かけて南に下りマサチューセッツ州に入ったのは、ドライブの過程でアメリカの広大さ、都市の成り立ちなどその文化の一端を訪問したご家族に体験してもらいたかったからです。
リベラルアーツについては、さまざまな解説や情報がありますが、私は文科系の一般教養学習を徹底して行う小規模(生徒数5000人以下)の大学と考えています。
大学の学校訪問にも高校としてボーディングスクールや中学のジュニアボーディングスクールと同様にある一定のパターンがあります。
訪問者のための大学開設セッションが30分ほどあり、その後に施設見学のツアーがあるということです。いずれの大学も2時間を学校訪問の時間としているようです。
Wheaton Collegeは全米のリベラルアーツ系大学50位以内にランクされると言われていますが、問題は数百校もあると思われるリベラルアーツ大学群から特定の大学を絞るという作業になります。
Wheaton Collegeのアドミッションに関しては、TOEFLの点数が明確に91点以上と決められているようです。それがこの学校に出願する基本となります。次に重要なのが成績です。驚いたことにこの学校の平均成績の目安は0から4までの評価で2.5ということでした。一般にA-4、B-3、C-2、D-1、F-0が数字に換算した成績ですが、Aが当たり前で、最低でもBというアメリカの成績評価からするとかなり低い数字と思います。
リベラルアーツ系の大学の大きな特徴として、学生は寮に住むという習わしがあります。この学校でも99%の生徒が寮生活をしているとのことです。専攻学科は47、副専攻は59とリストにはありますが、Wheaton Collegeは明らかに高校としてのボーディングスクールの延長に成り立っている学校という印象を受けました。
マサチューセッツ州のノートンという田舎町にあるそのロケーション、人文、理科、芸術、管理棟、シアター、体育施設などの配置、そしてすべての学生を収容する寮施設は、さながらアンドーバーやエクセターを彷彿させます。
今日は、マサチューセッツ州とコネチカット州で2つのリベラルアーツの大学を訪問します。