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アメリカ ジュニアボーディングスクールの実際

本日、TABSフェアーがANAインターコンチネンタルホテルで
開催されますが、それに先立ちコネチカット州、Indian Mountain
Schoolのミミ・バブコックさん、マサチューセッツ州、Hillside
Schoolのクリスティン・ナスポさんとお会いしました。
日本からの留学生、教育の内容、子どもたちの心身の成長など
とても貴重なご意見をいただきました。ご紹介させていただきます。
―ジュニアボーディングスクールで勉強するメリットは何ですか。
ミミ:ご承知のようにテンスクールズをはじめとする(難関)ボーディングスクールにはESLはありません。留学生がどんなに成績が良くても、身体的、芸術的にすぐれていても、英語力という点で不十分です。それが故に彼らのポテンシャル(潜在能力)が生かされません。英語力を養うために、ジュニアボーディングスクールは、留学生に十分なチャンスを与えます。
クリスティン:加えて、ジュニアボーディングスクールはボーディングスクールから信頼されています。寮生活、授業の形態、自主性など、ボーディングスクールが持っている特徴のある教育環境になじむことで、子どもたちはスムーズに次の段階の教育機関に進むことができます。
―具体的には、ジュニアボーディングスクールではどのような教育が行われているのですか。
ミミ:ハイスクールレベルでのより高度な学習に対応できる、学習ノウハウの基礎を私たちは教えています。クリティカル・リーディング(多角的読解法)、ライティング、そして学校という社会(community)の一員としての自覚とプライドを彼らには学んでもらいたいのです。
クリスティン:たとえば、歴史クラスで第二次世界大戦の授業。クラスには中国、韓国、アメリカ、日本といった子どもたちがいます。教科書で戦争の勃発年、その原因と結果を暗記するといった作業ではなく、子どもたちにそれぞれの国の立場を教師は教え、彼ら自身に考えさせる、そしてそれを発表させる。議論は時として加熱しますが、そのために教師がいます。
ミミ:グローバル社会と言われていますが、考える力を養わないことには、これからの社会に対応できません。
―知識を増やすための教育はどうなるのでしょう。
クリスティン:学習方法の基礎の中にそれがあるのです。読み方にしても、書き方にしても、学習というのは、この時期だけ行われるものではありません。そのためのファウンデーションをジュニア時代に築くように考えています。
ミミ:ミスター斉藤、ニューヨーク州にリバーデールスクールという私立高校(通学校)があります。この学校ではSATをはじめとする大学入試のための学力試験準備の時間を削り、キャラクターディベロップメント(人格教育)に力をいれているそうです。彼らはまた、小学校、中学校での基礎教育で、生徒のその後の伸びが決まるとまで言っています。
私たちは子どもたちが生涯使える教育の基礎を築くことに精力を傾けています。
つづく

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