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迷える青年7-父の出番

<25日のブログに続きます>
お母さんとの極端な軋轢のため、青年はお母さんとのより戻しの
時期を失ったまま、日常を過ごさざるを得ません。
この青年の場合、「ラッキー」であるのは、その性格が
あまり激昂するタイプではなく、自分が信頼した人に対しては、
極めて従順であることです。一言でいえば、よく愛されて育っています。
しかし、幼さから脱皮して大人と子どものはざまで、若さが、
自分のこころの奥にしまってある「正義」を時として、
権威やえばっている人間に突出させる。
お母さんはわが子が尾崎豊と似ていやしないかと言っていましたが、
私は彼がミニ、ジェームス・ディーンと思っています。
キャッチャー・イン・ザ・ライの主人公ホールデンとも言えると思います。
広がり始めた自分の社会性のなかで、「それは違うんじゃないの」といった
自分の本音をうまく処理できず、正直に反発する。
しかし、彼のこころが求めているものは、人と人との美しい繋がりです。
彼と親しくなってから、私は彼のストレートな物言いに感心し、
私も彼に気遣うことなく、思った通りのことを彼に言っています。
彼は日本での受験ラインからは、逸脱してしまっているかもしれません。
しかし、そのことを諫めても、慰めても何も創造できません。
私にできることは、そのままの彼を受け入れ、チャンスを与え、
また試練も同時に与えてくれる環境を考え出して、
そこに彼が行き、納得するまで、できるだけの応援をすることです。
教え込むことだけが教育ではないと思います。育むという作業がなければ、
今の教育に「人間」は必要なくなってしまいます。
さて、前置きが長くなりましたが、お父さんが登場する時期のようです。
問題はお父さんの情報量とその分析方法です。
一般に「留学」について、広範な情報を集めるのは主にお母さんです。
お母さんが集める情報は、本人の性格、行動パターン、志向性などが
加味されています。しかるに、お父さんにおいては、情報収集が
「自分の判断」で独立しており、「こうだ」という決めつけも多い。
わが子のことでなければ、お父さんとしては、当然のことながら、
関係各位からそれぞれが持ち寄った情報の精度を確認して、
最終的に自分で「決断」をするわけですが、わが子のこととなると、
独断専行型に陥りやすいというのが、父親一般の傾向であるようです。
この青年の場合、お父さんが独自のラインを使って、彼の留学先を
特定するという異例の展開となりました。
その学校情報は、後からお母さんにもたらされるということになります。
お父さんが特定した学校名を私は青年を通じて知ることになりました。
つづく

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