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USボーディングスクール―ESLクラスの実際

ボーディングスクール留学を目指す日本からの生徒にとって学校選択をする際に重要なのがESL(English as a Second Languge)の有無とその内容です。留学意欲は十分、成績は良好、体育、芸術に関する実績が豊富であっても、英語力がなければ、ボーディングスクールの選択がそれだけ狭くなってしまいます。TABSやBoarding School Reviewなどボーディングスクールに関する専門サイトを閲覧しても、ESLある、ないは解りますが、その内容までは書かれていません。
基本的にランク5、4のボーディングスクールにESLはありません。ESLを備えている学校は3、2が中心です。なおセラピューティックスクール(主にLD、ADD、ADHDなど通常の学習に障害のある生徒のための学校)も留学を受け入れるためのESLは通常備えていません。
ランク3.5の学校の中で、Hun School of PrincetonとWyoming Seminaryを例にとりESLクラス運用の実際を考えます。まず、両校ともESLは基本的に2年のプログラムとして運営されています。すなわち、留学して3年目にESLはないのです。3年たっても、英語の特別クラスを取るように学習カリキュラムを設計していません。Hun SchoolではTOEFL50点が入学時の英語力として示されていますが、必ずしもそれが達成できないと入学できないということはありません。最低限の英語力として英検準2級程度の英語力があれば、意欲と努力を出願時のエッセイで表現し、かつ面接でやる気を示せば十分に合格の余地はあります。
両校のESLプログラムに共通している点は、中心となる先生がしっかりしているということです。Hun Schoolであれば、Mrs. Somers、Wyoming Seminaryであれば、Mr. Myersが10年以上にわたり留学生の面倒を見ています。彼らは、英語教師のみならず、留学生にとっては母であり、父であるような存在です。
ESLの役割はスペースシャトルのブースターのようなものです。本体が軌道に乗るまで、その推力を担うということです。ESLクラスそのものが留学の目的では当然ありません。ですから、そこで勉強することは、英語で新聞や小説が読めるための手段であり、英語という言語の性格を理解するための有効な手掛かりをつかむことなのです。ですから、日本の受験勉強のための予備校や塾の英語クラスと違い、試験に出る勉強はしません。単語をこれだけ覚えろとか、解釈のための必須英文法といった概念は当然ESLクラスの先生にはありません。
より正確に言えば、ESLクラスは生徒たちが理解できない英語を理解できるように導くクラスであり、理解する主体はあくまでも生徒たちであり、彼らの自主的な努力なくしては、ESLクラスは意味がないということです。
つづく
注:ボーディングスクールランキングについては下記サイトを参照してください。
http://econcierge.blog37.fc2.com/blog-entry-97.html

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