留学コンシェルジュ

USボーディングスクール ― ESLクラスの実際2

ESLクラスのあるアメリカボーディングスクールは2種類に大別されます。初級ESLクラスがあるボーディングスクールとないボーティングスクールです。いずれの場合でも、留学生本人の英語力を補完する学習機能としてESLクラスはあります。ESLクラスの役割は、留学生にとって単なる英語学習のみならず、英語圏の文化をより早く、深く理解して異文化の中での学習そのものを円滑に行うためのノウハウを教えることにあります。
中級以上のESL機能を持つ学校においては、留学生がある程度の実践的英語(読む、書く力)がありますから、初年度クラスはおおよそ次のようになります。
ESLクラス
英語
数学
理科
芸術
体育
ESL以外に英語とあるのは、初年度でも地元の生徒と同様に、国語としての英語クラスを取らされるということです。そこで、留学生たちはボーディングスクールの学習文化を学びます。20人以下のクラス、ブレインストーミングのようなディスカッション、多量の読書課題と多量の文書作成課題、そして自ら先生に質問するという自主性などが、留学生の課題となります。国語としての英語クラスを取った場合、文章量や読書量などは、先生が留学生のために特別な配慮をしてくれることが多いようです。そのようなアジャストの期間中に、留学生は新たな学習文化を吸収するわけです。
学習範囲と学習量が決められ、それを覚えたかどうかを試験する日本の中等教育方式と違って、ボーディングスクールにおける教育はいきなり大学生なみの自律性、主体性、自主的に考える力、そしてタイムマネージメント的な力を求められることになります。
初級のESLクラスのある学校の場合、英語と社会の科目をESLに置き換えるなどして、初年度の留学生の学習環境を保護します。ESLアメリカ史、ESLバイオロジーなどがある学校もあります。しかし、数学、体育、芸術など英語力がなくても留学生が参加できるクラスを通じて早く学校に「慣れさせる」という意味では中級からのESLクラスのボーディングスクールと同様です。
優秀なESLの指導者が最も重視するのは留学生の多様性であると思います。日本の子どもたちもボーディングスクールで新たな学習方法を学ぶわけですが、ディスカッションへの参加、自己主張など、日本ではほとんど学ばないことが、ボーディングスクールでは学習のコアになります。もちろん、日本だけでなく、アジア諸国、東ヨーロッパ、南米、アフリカなどからも留学生が来るわけですから、一つの方法に固執しているとクラスが成り立たないのが、ボーディングスクールのESLクラスです。
多様性を受け入れて、クラスを成り立たせるための「技術」をアメリカという移民の国の学校だから持っている-それがボーディングスクールのプライドなのかもしれません。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社毎日エデュケーション小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル1FTEL 03-6267-4189