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USボーディングスクール決定の3つの要素

ボーディングスクールを選択する場合、日本ではほとんどの人がSATの平均点、進学先大学をもとにして決定します。カレッジプレップである以上、当然のことといえますが、問題は日本人留学生の場合、ほとんどの生徒が英語力不足で本人および家族が希望する学校への入学ができないということです。もしテンスクールズないしはそれに準ずるボーディングスクールに入学できたとしても、知育部分の負担があまりに大きすぎて、体育と情操教育を重んじるボーディングスクールの利点を生かしきれません。学習困難のスパイラルに入り、アドバイザー、メンターといったボーディングスクールが機能として持っている素晴らしい人材を活用できずに初年度が終わってしまうのはあまりにも残念です。
ボーディングスクールでは知育、体育、情操教育それぞれがバランスよく組み合わされています。そうしないと24時間の寮生活では、子どもたちの旺盛な好奇心や活力を消化しきれないのでしょう。要するに、単純に勉強づけにしようものなら、彼らの物理的、精神的エネルギーはその目標を失って、暴走し、秩序ある寮生活の大きな妨げとなってしまうということを、ボーディングスクールのスタッフは長年の経験から熟知しているのです。
知育は人文(社会、語学、国語)と数学・理科(生物、化学、物理)に分かれ、独立した建物、棟で教えられています。ひとクラスの人数は15人ほどです。ディスカッション、コミュニケーションが重視される人文科目ではオーバルテーブルや机を円く配置して、先生と生徒同士がすべて対面して授業が行われます。質問が重視され、そのために特定の時間を作ることもボーディングスクールでは当たり前です。
体育は屋内(体育館、フィットネス、プール、アイスリンク)、屋外(サッカー、野球、フットボール、グランドホッケー、テニス、陸上競技)に分かれ、それぞれが独立した練習スペースを確保しています。全てのボーディングスクールで体育は重視され、1年を3シーズンに分け、週末はホーム・アウェイでの他校との対抗試合を繰り返すことになります。アウェイでは、100キロ離れた学校と試合をすることも当たり前です。
情操教育はスタジオ、劇場、アトリエなどを取り込んだアートコンプレックス的建物があり、そこで様々な芸術活動、授業が行われます。
アメリカのボーディングスクールの素晴らしさは、「日常が教育」という理念のなかに、知育だけでなく、子どもたちがこころから喜び、熱中できるような彼らが「主人公」となる体育や情操教育をふんだんに取り入れているところです。ボーディングスクールを選択するときは、知育、体育、情操教育のバランスを十分に考えるべきです。そのために、学校を訪問するということが有力な選定の手段となります。

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