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学校を訪問する理由 その3-「学校情報を見極めるために」

日本での中学・高校の学校選択には、偏差値というデータが不可欠なようです。親は専門家や先生たちとこの情報を共有することで、かなり対等に彼らと話をすることができると思います。わが子の進路を考える際も、具体的に「今、何をしたらよいのか」を話し合う際も、「偏差値をあといくつ上げる努力がいつまでに必要」といった具合に話は進んでゆきます。この便利な偏差値が留学における学校選択にも当てはまれば、「進学」がイメージできるのですが、残念なことに英語圏の学校群は、いずれの国も日本が生みだした万能基準値である「偏差値」を学校評価の基準にはしていません。
TABS(The Association of Boarding Schools)やBoarding School Reviewなどのサイトには北米のボーディングスクールの情報が網羅されていますが、日本の親が最も知りたい、肝心の入学難易度という表示はどこにも記載されていません。TOEFLの点数のみでは偏差値には到底ならず、北米における大学入試、センター試験としてのSATのスコアの平均も学校を評価する基準となりますが、入学難易度の直接のデータとは言えませんし、各学校が発表するデータの信ぴょう性もはっきりとはしていません。
日本と違って、英語圏の学校では、評判をなるべく客観的に、かつ信頼できるデータに高めて、誰でも平等に閲覧したり、参照したりできるというシステムを作らないのです。では、どんな基準や基本をもって、留学希望者および保護者の人々は学校の選択をしたらよいのかということになります。
ひとことでいえば、学校データによって彼らは学校選択をするのではなく、自分の目で確かめて、人と会って、訪問した時の印象で学校を決めるといってよいと思います。インターネットや卒業生や親同士のネットワークによる学校評判はあくまでもサブデータであり、学校選択の基本は訪問にあるといえます。
中学、高校進学を海外に求めた場合、受験文化もまったく異なった国に行くわけですから、親の受験に関する意識を刷新することが存外、スムーズな留学のための要であると言えます。進学に熱心な親御さんは、あらゆる情報ソースを駆使して、ボーディングスクールに関するデータを集めるようですが、最も大切なのは、データや情報から割り出された学校選択ではなく、自分の子どもを認めてくれて、徹底してお世話してくれる学校を探し出すことです。
自ら集積したデータ、情報と実際の学校を比較するためにも、学校訪問をぜひお勧めします。

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