留学コンシェルジュ

スロー文明 → ゼロからの出発2

一度、既存の概念を捨ててみること、私は留学をそのように捉えます。
そうすることで、たくさんの新たな発見があると思います。
こころとからだはそのままに、もう一度生まれたままの
状態に帰ることで、新鮮な驚きと新たな環境への適応が
始まると思います。
年とともに、原点に帰ることは難しくなります。
捨てられないというよりも、新たなことを受け入れることを
こころが受けつけなくなるからです。
しかし、柔軟なこころをもってすれば、既存の豊かさも便利さも
なんてことはないと原点に帰ることは可能ではないでしょうか。
どうしてもうまく行かなかった勉強も、思い悩んでいた
人間関係もゼロに戻ってやり直せばいいのだと思います。
留学でなぜそれが可能になるのかという疑問も生じます。
言葉が通じない、生活習慣も違う、頼れる友達もいないという
状況はそれを体験した人、それぞれが個別の回答を
創り出さなければなりません。
そこにあるのは、ひとの善意なのではないでしょうか。
それを知ること、そしてそれを活用すること、そのためには
何が必要なのかを、異文化は教えてくれると思います。
いつも、私は日本から英語圏へという視点でものを見ていますが、
たとえば、海外の人たちが日本に来た時を考えてみると、
この豊かにして、便利な国日本でも、外国人たちは、
初めからそれを享受できるわけではありません。
異文化における体験は相互に「善意」の確認をするという
大きな作業によって成立するということに、私は気づきます。
善意というシンプルにして、捉えどころがあるようで、ないようで、
実に不確かな人の気持ちは、その曖昧さゆえに大きな可能性を
秘めて、誰にでも公平に与えられると、私は海外の子どもたちを
みていて思います。
留学とはマニュアルのない長い旅なのだと思います。
それが故に、子どもたちの将来に大きな可能性を与えることができます。
それを今までにあったマニュアルでとらえてはならないと
思います。あくまでも、彼らの生きる力を発展させることが、
留学の主題であり、目的でもあります。
私が留学生の保護者の皆さんと共有したいのは、
子どもたちの原点回帰の重要さです。
なぜならば、普通の生活のなかでは、原点回帰の重要さを
知らずにすごし、そのまま終わってしまう可能性が
あるからにほかなりません。
やはり、留学物語はそれぞれの家族が作るものです。
どこにも同じ物語はありません。だから、やりがいもあります。
それに至るまでに、苦しみもあります。
悩むことも、日常茶飯事です。
そんな時に初めて人は人の善意を「ありがたい」と感じられる。
留学の可能性をこれからも追求してゆきます。

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