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受験を受け入れる精神-その2

受験を受け入れる精神は下(子ども)から上(成人)に発想するのではなく、
成人として企業に求められている即戦力に必要な要素を、逆に発想することで、
かなり具体的に子どもたちに示してあげられるものが多いと思います。
たとえば、想像力、発想、ものの見方、表現の仕方、
ビジネスに結び付ける企画力などを、小さな時から子どもに伝えることが
これからの教育では必要になると思います。
これは、知識としてそのためのノウハウを教えるのではありません。
あくまでも戻るところには、基礎教育があると私は信じています。
基礎教育とは、知識ではありません。知識を受け入れるこころの姿勢です。
それを学ばせる絶好の環境を親が作ってあげればよいわけです。
現在のところ、受験に合わせた特別環境とは、たとえば塾であり、予備校であり、
一貫校への入学であり、夏の補習講座などがあると思います。
これは、基礎教育とは程遠い、教育の最終段階での「学習」です。
子どもたちには個人差が当然ありますから、この学習を受け入れられる
生徒であれば、そのまますんなりと進むと思います。
しかし、親の自らの体験の中で、中等教育までの塾がどれほど、
印象に残っていますか。
一貫校で、すんなり大学まで行ったとして、中等教育での思い出のコアが、
学習体系にありますか。
繰り返します。経済の最前線の企業群は、即戦力を求めています。
彼らが求めているのは規格化された知識量ではありません。
たとえば、企業はもっとも安く生産できる場を探し、もっとも高く売れる、
あるいはもっとも多く売れる場を世界に求めるなかで、
それをやってのける、行動力、組織力、それを引っ張る力を
言わなくても身につけている人材です。
松下幸之助いわく、「すなおなこころを持つ人」、船井幸雄氏いわく、
「ポジティブな人」、稲盛和夫氏いわく、「仕事を好きになれる人」など、
社会にでてから必要なのは、人としての姿勢なのだと思います。
では、これらのもっとも役に立つことを、もっとも合理的に学習できる
場所とはどこでしょうか。
百歩譲っても、世間のリーダーたちは、偏差値の高い人が学んだ場所とは
言わないと思います。
私は、現代の子どもたちに生きることの原点を学習できる場を提供したい。
留学というのは、10代の子どもたちにとって、相当な荒療治かもしれません。
海の向こうの新たなる環境は、陸の孤島といっても良いと思います。
「そんなかわいそうなことはできません」と言われるお母さんには、
私は「無理せずに、親元で育ててください」と言います。
親子の絆がもっとも大切だからです。
しかし、その絆こそ、本人が「ありがたい」と思ってこそ、
目には見えませんが紅くて太いものであると思います。
それを認識できた子こそが、人と生きることへの感謝を学び、
その精神が彼らのプライドとなります。
そこまで行けば、世界で受験が可能と私は思います。
なぜなら、必要なことを覚えるこころの準備が整っているのですから。

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