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1年間の留学費用について

アメリカボーディングスクール情報源として活用されているBoarding School Reviewによると、ボーディングスクール1年間費用の平均は41000ドルとなっています。これは、英語を母国語とする人のデータとしても、実際の授業料に比べて1割以上低い数字となっています。
留学生は英語力に大きなハンディがあり、それをカバーするためのESLシステムが必要となりますから、その分の費用が生じます。また、アメリカ人と違い、留学生は病気怪我に関する医療保険も別途費用が必要となります。留学生の現実に合わせた年間費用を下記に示します。
授業料(寮費・食費を含む):$47000~$49000
ESLクラス費用:$6000~$8000
留学生管理費用:$1500~$2000
医療保険:$1000~$1500
授業料保険:$2000~$3000
学校諸経費:$3000~$5000
本人への年間小遣い概算:$2000~$3000
2011年9月入学の親元に送付されたボーディングスクールからの請求金額は授業料以外に、ESLクラス費用、留学生サポート費用、現地医療保険などが加わり、55000ドルから59000ドルとなっています。
支払いの時期は下記の通りです。
(9月入学としてその年に発生する費用支払いとその時期)
3月~4月:  授業料の一部支払い 5000ドルほど
7月中旬:  授業料第一回支払い 30000ドル~35000ドルほど
       その他の費用支払い 10000ドルほど
12月上旬:  授業料第二回支払い 10000ドル~15000ドルほど
各学校によって具体的な金額はもちろん異なりますが、おおよそ合格してすぐに授業料の一部を支払うことで、入学が確定し、その後7月半ばまでに40000ドルから45000ドルほどの費用支払い、12月に入り10000ドル~15000ドルの支払いが必要とる状況はボーディングスクールすべてにほぼ共通しています。
ESLクラス費用が授業料以外に必要な理由はESLクラスが留学生のみで構成されていて、そのクラスを維持するために専門の先生をおく必要があるからです。その内容は英語力を補い、伸ばすものと、一般科目を留学生用に特化したもの2種類に大別されます。
留学生管理費用は、留学生に必要な年間空港への送迎手配、3-4日間のロングウィークエンドと呼ばれる休みにおける特別手配、買い物のための交通機関および管理という名目で必要とされます。すべてのボーディングスクールがこの費用を留学生に要求するわけではありませんが、ESLのある学校に入学する場合はこの費用が必須と考えてよいと思います。
学校への支払い以外に、アメリカボーディングスクールの場合、年4回の寮が閉じる場合にかかる費用ですが、すべて日本に帰国すると考えれば、往復の航空運賃および学校から空港までの交通費の合計は600,000円から1,000,000円を見積もる必要があります。
アメリカボーディングスクールの場合、本人が渡航してから1年を終了して帰国するまでにかかる費用の総額はおおよそですが、ドルで7万から7万5千、日本円が60万円から100万円(航空運賃費用として)ほどを考えておく必要があると思います。

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