留学コンシェルジュ

日曜コラム-役に立つということ

春を感じさせる穏やかな日曜日、先週火曜日、クライストチャーチでの出来事が
1カ月も前のことのように感じます。
ニュージーランドでは懸命の救助活動が続いているようです、
倒壊したビルに取り残された人達が救助されることを願っています。
帰国した翌日、JAOS(海外留学協議会)と英語圏の国々の
大使館広報担当者(FGER)との集まりがあり、
私はクライストチャーチでの状況を報告しました。
会議が終わり、親しい友人2人と食事をともにしました。
彼らと「善意」、国を超えた「協力」、「生きること」、
「生かされる」ことなど話しました。
友人の一人は椋鳩十の「片耳の大鹿」の話をあげて、
人と動物もいざとなったら助け合う、いわんや人間同士をやと言っていました。
そして、「生かされていることはありがたい」となります。
翌日、もう一人の友人からメールが来ました。
帰りの電車で痴漢を取り押さえたとありました。
不埒な男を駅員に引渡し事が収まりかけたところ、改札口付近でその男が
突然逃走し、周囲の人が追いかけるなど、警察官11名が動員される
大きな騒動になったようです。
事情を聞かれた友人は結局、終電がなくなりタクシーで帰宅したそうです。
被害にあった女性の別隣に座って居たインド人も
その男を取り押さえるのに協力してくれたそうで、
友人曰く、食事の時に話していた話題から、
彼の「正義魂」が喚起されたとのことでした。
他国の人もいて、彼は「正しいこと」を共有できたこと、
人の役に立てたことがうれしかったのだと思います。
実のところ、私はJAOSとFGERの集まりへの出席はためらっていました。
数日間あまり眠っていなくて疲れていたからではありません。
文章で表現するときは冷静になれるのですが、
言葉で人々の善意や良心などを表現すると、
こころのどこかに隠れている感情が突然に冷静さを飛び越えて、
顔がくしゃくしゃになり、そのあと涙声になり、
「報告」にならなくなるのではないかと思ったからです。
幸いなことに、あまり話上手でない私はどうしたら、「正確な報告」が
できるのかを必死で考えていたので、突発性感情は終始沈黙していました。
そして、日曜コラムをこうして自宅で書くことができることに
感謝しています。

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