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ボーディングスクール男子校、女子高-ボーディングスクールアメリカ編

北米ボーディングスクール協会(TABS)に加盟している300校あまりのボーディングスクールのうち、女子校は36校、男子校は46校です。男子校、女子校(single sex school)が共学になりつつあるのはグローバル的傾向であると思いますが、創立以来の理念を守り続け、学校を運営している北米のsingle sexの学校はボーディングスクール全体の2割程度となります。このような学校では近隣ないしは他州の学校とも交流して、Single Sex Schoolに不足しているところを積極的に補っています。
私の30年間の経験のなかで、男子校、ないしは女子校に留学した学生で共学に転校した生徒はいません。それだけ、学校側も生徒のことを考えて運営されているということであると思います。
日本で女子校、男子校に行っていたからという理由で、留学先もSingle Sexにする生徒もいます。
女子校の場合、クラシック、ロック、ジャズなどの音楽やバレー、ダンス(ヒップホップや創作も含みます)、絵画、陶芸、織物などの芸術クラスに力を入れて、スポーツの分野ではヨーロッパスタイルの乗馬が盛んなところが多く見られます。学校生活の中で、学習環境の安全性、はもちろんのこと、single sex故に、異性に気を使わずに勉強に集中でき、生活ものびのびとできると考える人たちもたくさんいると思います。また、女性の社会進出機会やその地位の向上にともなって、良妻賢母とは別の多様な女性の価値観に対応するクラスや、能力開発クラスなどが自由に考案、実行できるという利点もあります。結婚しない人、シングルマザーなど、都市部の離婚率は80%にも達するといわれるアメリカでは、女子ボーディングスクールはこれからもいろいろな女子生徒にとって魅力ある学校であると思います。
男子校46校のうち、10校がミリタリースクール、3校がジュニアボーディングスクールです。一般のボーディングスクールで比較すると女子校のほうが男子校よりも多いという結果が出ます。女子校同様、男子校においても他校との交流が盛んで、ダンスパーティーなどが頻繁に催されます。男子校において強調されるのはCollege Preparatoryのためのカリキュラム作りやその実績でこれは共学ボーディングスクールと大差ありません。では男子のSingle Sexのメリットはというと、友情や絆といった10代の多情多感な時期に本来一番必要とされるこころのつながりと学校は説明します。
私の経験からすると、通常女子の方が男子よりも環境への適応性があり、その対応や判断も的確です。一言で言えば、「気がきく」ということです。そして、同じ学校でも日本人男子と女子はあまり緊密な友達にはなりません。本人も親も絶対共学という割には、現実はどちらでも同じというケースがほとんどです。むしろ、男子校の方が、学校が公にパーティーなどを催してくれるので、女子と交流しやすいかもしれません。
日本の男子には、これからなるべく早いうちに世界に出てもらい、女子なみの気を利かせる方法をしっかり身につけてほしいと思います。なお、テンスクールズのなかで、男子校から共学になった学校は複数校ありますが、女子校が共学になった学校はありません。
Single Sex Schoolの入学難易度はランク2から4くらいです。共学校と比べると半分のマーケットですから学校経営の努力は相当のものでしょう。しかし、学校理念という努力目標が明確で単純であればそれだけ学校として団結しやすくもあります。共学に比べて、男子校、女子校はその特徴や個性が見分けやすいともいえます。
選定にあたっては、学校を訪問し、既存の日本人学生や卒業生を学校に問い合わせて紹介してもらうなどして、なるべく多くの情報を得ることをお勧めします。

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