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日曜コラム-自立の目撃者

3月の春休み、そして5月末の学年の終了に向かって、帰国の予定を立てる時期です。特にマイルレージ特典でチケットを手配するかしこいお母さんにとっては、その段取りやスケジューリングで忙しい時期であると思います。
そんなおり、あるお母さんとの話から、私は子どもの自立の瞬間を彷彿しました。
母-そろそろ春休みの計画をたてなくちゃね。帰国と戻る日の日程を教えてちょうだい。
子-春休みのプランは自分で決めるから。自分でできるから任せてちょうだい。お母さんやお父さんを困らせるようなことはしないから。
母-あなたどうしたいの。行くところはあるの。
子-友達にあったてみる。日本に帰らなくても、ここでいろいろとやることあるから。
友達もみんな自分で決めているし、私もそうしたい。
また、勉強についての母子の会話もお母さん方からの情報をもとに考えました。
母-歴史の勉強って、暗記すればいいんでしょ。丸暗記、頑張ってみたら。
子-お母さん、こっちではね。歴史って、事件の理由、その背景をまず勉強するのね。そして先生から仮説の課題が与えられて、その解答を考えて、根拠を筋道たてて説明しないといけないわけ。年代、特徴、出来事を丸暗記してもだめ。
(父-それはおもしろそうだ。丸暗記は嫌いだが、仮説は得意とするところだ。)
標題の「自立の目撃者」とは私のことですが、その意図するところは、本人の精神的成長がお母さんのスクリーンに写され、私はそれを見るということです。お母さん一人ひとりの映写機は異なるので、「自立」や「精神の成長」といったこころの内面のテーマを私がいつも見ているわけではありません。ふとしたお母さんとの会話からそれらを直感するとき、私は正直、感動します。
今まで、ディレクターであり、コンシェルジュであったお母さん、それを当たり前に受け止めていた子ども。10代のいつかの時期にその当たり前の構図が変化する。人のこころはすかしてみることはできませんが、そのこころを子どもが表現し、親がそれを感知する。その当たり前ともいえる「親子の日常」が私には春の桜の開花や、6月の若葉を揺らすそよ風、秋晴れに映える紅葉のけしきのように美しく思えるのです。
いつまでも、子どもの精神の成長とかかわっていたい-私はそう思っています。

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