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留学のための英語力テスト(SLEP、TOEFL、SSAT)と対策2

最近ではTOEFL準備のための専門機関でSLEPやSSATも学習できるようです。どのようにしたら、留学に必要な英語力が身につくかということについて、考えてみたいと思います。
私はお世話する生徒に英語学習をアドバイスし、必要に応じて英語を教えていますが、上記テストのための対策は英語の基本に徹しています。基本を徹底して理解することで私は彼らが留学先で自主的に勉強できるあるいはすることを目指しています。その要点は以下のとおりです。
・ 英語の言語構造の徹底理解
・ 日本語が持たない特徴を理解すること
・ 英語を使うことに徹する
・ 枝葉末節にとらわれない
・ 暗記しなければならないことにも取り組めるようにすること
留学して半年あるいは1年ほどの生徒の英語力を確認すると、聞く力と話す力は留学前よりも格段に向上します。しかし、文章をもって相手を理解し文章をもって自らの意見を述べるという留学で一番大切な力は本人の努力がない限り上達しません。そのための準備として英語文法の主要項目を徹底理解するという作業を日本でやってほしいのです。また、できれば長文を理解するという力もつけられたら理想的です。
文法力は問題にあたることで伸びると思います。そして、達成感を増すために分厚い参考書+問題集は避けて、最小限の文法解説で問題を中心に構成してあるなるべく薄い本を選びます。それを繰返し解くことで、英語知識を定着させるという作業に私は徹しています。英語においては、動作主の概念が大切であること、いくら長い文章でも5文型に整理され、枝葉にあたる副詞節や形容詞節の働きを飲み込めれば、その後の伸びが期待できます。
この基本を無視して、曖昧な知識で大雑把に訳したりすると、英文和訳では適当に点数が取れるかもしれませんが、留学では通用しない知識となってしまいます。英語を母国語としない私たちが、英語を最も合理的に学ぶためには、どうしても文法という理屈がしっかりしていないと高校レベルの学習では相当苦労します。話す、聞くレベルだけ高まっても、語彙不足から、討論や社会問題といった難しい単語や形容詞節の多いこみいった「会話」にはついてゆけないのです。
学問に王道はないと言いますが、語学も決して例外ではありません。ただし、留学ということを対象とした学習にはそれを希望する人なりの夢や目標があるはずです。それらを達成するためには、いろいろな辛苦があるのは当たり前です。それでも追いかけたいというこころがないのであれば、留学はやめたほうが良いと思います。私がコンサルタントとして10代の子どもたちの教育を世界で考えたいのは、彼らの可能性と地球の未来です。それを考えられる人にその機会を与えたいと切に希望しています。

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