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留学のための英語力テスト(SLEP、TOEFL、SSAT)と対策

留学生受験に不可欠なのがTOEFLです。本来、この試験はアメリカの大学入学を希望する留学生に対する英語試験でしたが、近年は難関ボーディングスクール(ランク4,5)への入学にはTOEFLスコアの提出は必須となっています。現在のPBT(Paper based TOEFL)は読む、書く、聞く、話すという4つの項目がありそれぞれが30点満点で最高点は120点です。
この試験はアメリカの大学で通用する実用英語力を計るために大変よく出来ています。IBTでは4つの項目に必ずまとまった文章を読むという作業が入ります。英語の文法、熟語、単語を単に知っているというテストではありません。知っていることと、使えることは違うということをTOEFL製作者はよく理解しています。英文の内容を理解できるか、その大意をしっかり要約でき、それを表現できるかなど、大学で求められる英語力に対応できるようになっています。話す、聞くという分野においても、まず文章を読んだ上で、その内容に即して話し、聞くのです。
TOEFLのジュニア版(中学生対象)としてSLEP(Secondary Level English Proficiency Test)があります。SLEPはTOEFLほど難しくなく、留学に使える英語と点ではよくできているテストであると私は思います。ランキング3.5の学校群の多くが、時にはランキング4の学校においてもSLEPスコアをTOEFLの変わりに認めてくれます。試験はリスニング40分程度、リーディング45分で、70問あまりの4択テストです。最初の30問くらいは基礎的な問題です。満点は67点、最低は20点です。SLEPテストの結果を見ると受験者のおおよその実用英語力はわかります。中学・高校留学を目指す人はぜひこの試験を受けることをお勧めします。
最後にSSATですが、これはランク5およびそれに準じる下位校受験には必須のテストです。SATと呼ばれるアメリカ版センター試験のボーディングスクール用ですが、英語と数学に分かれています。数学は難しくはありませんが、英語はとても難しい。100人中自分より成績が低い人が何人という数字(パーセンタイル)で表されます。数学はパーセンタイル80くらいとれる日本人留学生もいますが、英語は良くても30-40パーセンタイル程度です。ランク5の学校への入学は数学、英語ともに80パーセンタイル以上がアメリカ人志願者の基準となります。
つづく

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