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ボーディングスクール-面接の要点1

今週はアメリカ、ニューイングランド地方にてブログを書いています。
ジュニア・ボーディングスクールで20年余りにわたり、留学生の進学を
お世話している担当者と面接要領について意見交換をしました。
彼の言葉で最も印象に残っているのが、Simple is the best.です。
「面接はテストとは違う。担当者が確認したいのは、(留学生の場合)
英語力、成績、パーソナリティーだ。
志願者としてどれだけ相手に自分をアピールできるか、
それが面接の要点だ。」
彼はさらに続けます。
「面接での会話は、こちらが相手に何が与えられるか(give)と、
相手から何を取るか(take away)に話を整理する。
物理的、精神的に本人が得意とすることがらを整理する。
・ 寮生活で表彰されたまじめさ
・ クラブ活動など運動面での実績
・ 勤勉さ
など、本人が無理なく語れることの筋道を考えて発表する。」
「何を相手から取るか、その学校の他にないような内容、
そこに盛り込まれるであろう経験、
そして、こんな賞、あんな賞、
もちろんそれには資金援助など入る場合もある」
「面接用に創られたストーリーは良くない。
相手にすぐに『よそ行きの自分』を見抜かれてします。
そのような必要はなく、リラックスして自分の思うところを
すなおに出せばよい。」
「Simple is the best.だ。これは面接に限らず、
人生そのものにもあてはまるね。」
この担当者は日本の親とのやり取りにおいては、まめではありません。
こちらが希望するようには、メールの返事は来ず、
「いい加減」という評判を頻繁に聞きます。
しかし、本人と会ってこれから学校訪問する本人と親を前にして、
語る彼は、非常にアドバイスの歯切れがよく、YESとNOが明確で、
わかりやすい印象と共に、今まで多くのよい進学実績を残してきたという、
自信のようなものが感じられました。
テンスクールズに入学するための英語力の基準、この学校群の中での
入学難易度なども彼なりにはっきりとした意見を持っています。
SSATのオンライン入力(ほとんどのボーディングスクールが
このシステムを採用しています)要領なども、大変よく知っています。
そんな彼が面接と人生を重ね合わせ、
「シンプルがよい」ということに私は深くうなずきます。
アメリカ社会というのは自ら、率先垂範してその力を発揮するのだと
しみじみ感じました。
自ら動く、動かなければ動かすという気持ちでことに当たれば、
開かれるのがアメリカなのだと思います。
それは、アメリカのみならず英語圏、欧米文化の基本とも思います。
面接の要点もすべてをその原点から派生させれば、
大変よい結果を招くものと思います。

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