留学コンシェルジュ

小・中・高校留学-グローバル教育の視点3:応用力

留学コンサルタントとして経験に基づいて考えると、
基礎教育がしっかりしている生徒は、留学先においても、
応用力を発揮できる傾向が強いといえます。
自明な事柄かもしれませんが、留学先で即役に立つのは、
友達を作る「積極性」、先生や生徒に好かれる「態度」、
間違えを恐れない「意識」、失敗してもへこたれない「気持ち」、
物怖じしない「勇気」、不安に押しつぶされない「楽観性」、
真似ることができる「観察力」などと続きます。
10代の留学に関して言えば、現地で必要となるのは、
知識よりも、こころのあり方であると私は切に思います。
子どもたちを支えているのは、「可能性」や「希望」など、
精神的なもの、意識的なものであると私は確信しています。
英語力、知識力、学習の習慣性などは志望校決定時には大きな要因ですが、
入学してからは、学校という組織をいち早く把握し、
その傾向と対策を親がいない環境で自ら立てる戦略が必要です。
それは決して難しいことではありません。
日本での日常の生活のなかで日々起こっていたこと。
小さな出来事の一つひとつから彼らが学んだことの「集大成」として
留学先でその成果を発揮すればよいことです。
日本では「勝てば官軍」的考え方が受験界を支配していないでしょうか。
こころや精神などといっても、即効性がない。時間と手間がかかる。
そんなひまはない。心構えでは合格はできない。
考えている暇に単語一つも覚えたほうがいい。
勝ち残りをかけて、「しかたがない」と認めざるを得ない状況です。
人よりいかに多く覚え、いかに問題を解く技術を習得し、
効率よく制限時間内で模範解答を書くかという技術が求められます。
本人の心のあり方は後回しで、知識を詰め込んでゆきます。
柔軟な頭、柔軟な発想などをテストするといいますが、
その「柔軟」性に関しても、マニュアルができて、
パターン練習が繰り返されます。
問題は、「マニュアル」にない状況にどう対応するかです。
それでも親子で「しょうがないよね、この体制は変わらないから」
と励ましあって、戦闘体制を日々しいているわけです。
「受験戦争を勝ち抜いたら・・・」という切なる子どもたちの願いに
私は何も言えなくなります。
現代の教育の「ひずみ」の一部は、
基礎教育と応用教育の逆転にあると私は思っています。
親子とも基礎教育を軽んじ、あるいはできていると錯覚して、
小さいときから、激しい学習競争という高度な応用教育の世界に突入し、
子どもたちが自我に目覚め「好きなこと、やりたいこと」
が受験戦争と矛盾すれば、当然問題になります。
IB教育を採用する一貫私立校が増えていますが、
大人の耳に心地よいクリティカル・シンキング、リサーチ、
読書課題、論評、ディベート(議論)などに対応するため、
小学校高学年から、たくさんの書き物、読み物を
子どもたちに課するとすれば、彼らは砂上の楼閣とならざるを得ません。
それでもなお、子どもたちに習得技術力を向上させようとしますか。
Yesであるとすれば、何のためでしょう。
つづく

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