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小・中・高校留学-知識のグローバル化2

このバリアフリーともいえる情報化社会のなかで、
豊かさ、便利さのみを価値観として合理的に追求する傾向がエスカレートすれば、
私たちの将来が赤信号に変わることになると思います。
今夏の異常気象による猛暑、局地的豪雨は、地球環境の異変の予兆、
母なる地球の怒りの涙などと捕らえるのは大げさでしょうか。
これからの若い世代は現代社会の待ったなしの宿題を
将来背負うことになると思います。世界規模の環境問題、社会問題、
貧富の格差、グローバル化にともない、良いことも解決すべきことも、
国家の枠をこえて、「私たち」という言葉が
地球規模になりつつあるのではないでしょうか。
問題解決に役立つ知識のフラット化とは、と私はふと考えました。
国家も政府もそして国民も「教育」にその解決を期待していると思います。
しかし、一度確立してしまったシステムは急激な変化を
素直に受け入れることは難しいのが、世の常であると思います。
この夏休み、ある生徒が中国にいる友達をお母さんと一緒に訪問しました。
観光旅行と違って、訪ね歩く場所も、食事も違うなかで、
初めての中国訪問のお母さんの印象は、
白人夫婦と中国人の子どもずれの家族が多いのに驚いたそうです。
養子にしたわが子の国を訪ねる親たちの夏休みの風景だと思います。
お母さんはその光景を見て感じたそうです。
「私にできることは、子どもたちを育てて世の中に返すこと」
また、あるお母さんは2回目のサマースクールから帰国したわが子
の変貌ぶりを感嘆し、言ったことには、
「若者が3Kを嫌がり、日本から出たがらないそうですけど、
 いろいろな世界を見て3Kを経験したほうがいいのにねえ」
円高に株安の日本から、留学生たちは元気に
北半球の国々での新学期に旅立ってゆきます。
留学した子どもたちのチャレンジは「なぜ勉強するの」という自分の問いに
自ら答えを出すことかもしれません。
そして、留学を決断した家族はこれからのグローバル化、フラット化する
社会に対して、明確な価値観を持つ人たちであると思います。
それは、子どもたち自らが生涯役に立つ知恵と力を思いつき、それを願い、
求めてゆくことであると思います。
強制でなく、自主的に苦労を買うことはたやすいことではありません。
しかし、苦労や失敗のない人生はなく、生涯凪いでいる航海も
私たちの経験上、不可能であることは明確です。
グローバルな視点でみれば、この恵まれた日本を
あえて飛び出すことで、彼らが現代社会の宿題にすこしでも
立ち向かう気概と意欲を持ってくれることを私は期待しています。

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