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ボーディングスクール再入学と転校について

英語圏のボーディングスクールは、一年ごとに入学の更新が行われます。北半球の場合、9月が新学期ですが、更新時期は3月頃になります。基本的には、新学年に何年生として受け入れるということが明記された契約書を取り交わし、毎年更新される健康診断をおおよそ5月から6月ころに受けてそれを学校に提出します。
初年度の入学手続きと同様に、契約書を取り交わした後、年間授業料の一割程度のデポジットと呼ばれる預り金を学校に支払います。残りの費用は6-7月ころに一括で支払うかあるいは、2分割(2回目の支払いは12月ころ)で支払うことになります。
日本の場合、入学すれば基本的に卒業するまで学校を変えることはないのが常識ですが、ボーディングスクールでは転校する生徒の割合は日本よりも多いと思います。
ボーディングスクールでは先生と生徒の関係が緊密であり、1年間の学校生活はおおよそ4期くらいに分けて生徒の日常も親に報告されますから、再入学時に至って受け入れが学校側から拒否されることは極めて稀ですが、初年度の在学生はボーディングスクールで新たな体験を重ねます。
たとえば、年に3シーズンあるスポーツで他のボーディングスクールとの交流試合が頻繁に行われています。
音楽や芸術の活動などでも他校との交流や遠征も1学年に何度かはあります。そのような時に次年度はこの学校でやってみたいなどと思う生徒は、年明けに具体的な行動を起こすということも考えられます。
毎年ごとに契約書を取り交わすというボーディングスクールの慣行は転校する生徒が多いために行われるようになったのではないかと思います。
学業だけでなく、体育面、情操面での活動も活発なボーディングスクールですから、学校ごとの個性も発揮しやすいのではないかと思います。それ故に、「石の上にも三年」という日本の我慢が成功に結び付くという価値観は、ボーディングスクールにはないように思います。むしろ逆に、A rolling Stone gathers no moss.(転がる石に苔は付かない)という我慢的価値観でなく、変化を肯定する、我慢するよりも変わることで新たなことにチャレンジするという価値観がボーディングスクールにはあるように思います。

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