中学・高校生 - 留学のための英語学習その3:読解力をつけるために
日本語と比較して英語は誰が何をするかということが明確だと思います。
「誰が」ということが主語で、(何を)「する」かというのが動詞です。
「何を」が目的にあたりますが、この骨組みさえしっかり理解すれば、
どんなに長い文章でも容易に分解できると思います。
一般に生徒たちが英文でわからなくなってしまうのは、
文章の長さに惑わされて、「誰が何をするか」という根本が、
見えていないことに起因していると思います。
要は、枝葉の部分がどこにかかっているかが不明解なため、
「うーん、どうなっているのだろう」という迷路に入り、
幹の部分がおろそかになってしまっているわけです。
そこでつっかえると、次を読む気力がなくなり、
結局、意味不明の日本語をあてはめてしまうわけです。
英語を楽しむにはすこしテストから離れてディズニーの物語など
読んでみてはどうでしょう。
日常生活で使われる、簡単で意味のある言葉がたくさん使われています。
人の心や夢や希望、善悪などたくさん学ぶことができるでしょう。
「習うより慣れる」ことが、留学の準備に即つながると思います。
誰が何をするのかという基本でストーリーを追うことが楽しくなれば、
徐々に集中の長さを増やしてゆけます。
文章のきれっぱしを日本語訳することから離れて、
自分のこころのなかにストーリーをイメージできるようになれば、
英語に慣れることも可能だと思います。
その習慣がしいては、より長い論説文や小説に取り組む抵抗感を
取り除くことになると思います。
つづく