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日曜コラム 厳冬のアメリカ東海岸へ

今年最初の学校訪問はアメリカ、厳冬の東海岸地方です。
過去に冬季オリンピックが開催されたニューヨーク州、
レイクプラシッドを最初に、マサチューセッツ州、コネチカット州と
ジュニアボーディングスクールを訪問します。
最初の訪問校、North Country Schoolのディレクターオブ
アドミッションのデービッド・ダミコさんよりの連絡によると、
終末から週明けにかけて雪模様。「寒いので温かい服装で」とのことでした。
おそらく気温はマイナス10度以下になることでしょう。
確かに日本の北国や山岳地方を除いては、異常な寒さではありますが、
学校訪問は屋外にそれほど長くはいないこと、
車による移動がかなり長時間によることなどから、
極端な防寒対策は必要ありません。
チェックインバゲッジを作らないというポリシーは変わらず、
機内持ち込みキャリー手荷物の表ポケットにダウンジャケットを圧縮して
詰め込む以外はオフィスにでかける服装で出かけます。
マイナス20℃の体験を今まで何度となく帰国した生徒から聞きました。
その中で最もユニークだったのは、まだ春にならないころ、
コネチカット州のボーディングスクールで学ぶ生徒から聞いた話です。
防災訓練の予告をすっかり忘れていたその生徒は、
なんとシャワーを浴びていた最中に「火災発生、寮生全員、中庭に集合」
という事態になってしまったというのです。
とにかく外に出なくてはならない、だけど身支度には時間がかかる、
ということで、バスタオルを巻いて外にでたその生徒、
彼女の咄嗟の判断と果敢で大胆な行動は、どうやら皆を驚かせただけで、
警告はなかったようです。
本人からは、それで風邪をひいたという話は聞きませんでした。
洗いざらしの髪で外にでるとバリバリに凍る、濡れタオルを振り回すと、
瞬間的に布でなくなる、吐く息で髭も白く凍るなど、
寒いことの逸話を生徒たちは面白おかしく聞かせてくれますが、
屋内は日本の家屋よりも暖かく、真冬でも授業から引けてきた
寮生たちは、短パンTシャツで寮内を歩いている姿がよく見られます。
今回は安全を考慮してレンタカーは借りませんでした。
降雪の可能性が十分に考えられます。
雪が降っても、降らなくても冬の東海岸地方、
そのドライブはプロに任せます。
今週一週間、訪問慣れた学校ばかりですが、これから留学を目指す
生徒とそのご家族が新たな発見ができるように、
お世話ができればと思っています。

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