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#2 寄付について-ボーディングスクール

<前日のブログに続きます>
年間の学校運営に関して、支出の8割が生徒の支払う授業料によって賄われおおよそ2割が寄付によるとの報告がSuffield Academyの2016-2017年度の寄付報告書にありました。
その使い道に関しては約半分が人件費、四割が施設や教育関連のハード、ソフト機器の購入に使われ、メンテナンスが1割です。
寄付の金額に関しては、下記の金額ごとに名称がつけられています。
50,000ドル(550万円)以上 - Leadership Circle
25,000ドル~49,999ドル - Founders’(創立者) Society
10,000ドル~29,999ドル - Headmaster’s(校長) Circle
5,000ドル~9,999ドル - 1833(学校創立年です) Society
2,500ドル~4,999ドル - Bell Hill(校内にある鐘) Associates
1,000ドル~2,499ドル - Cornerstone(基礎) Society
このSuffield Academyの寄付の年間報告書から考えられることは、ボーディングスクールの運営においては、寄付の果たす役割が学校の成長に大きく関係しているということです。
日本の学校運営においては、寄付がどれほどの役割を果たしているかは不明ですが、少なくともアメリカボーディングスクールのように寄付に関する報告書が数十ページの本にまとめられて発行されることはないと思います。また、寄付をした金額によってグループを作り、個人名を列挙するというようなこともあり得ないことではないかと思います。
Suffield Academyのこの報告書は、これらの資料の他に、現役生徒の家族の寄付者、卒業生の寄付者、そして理事などのリストが掲載されています。
日本では、寄付は免税の対象にはならないようですが、アメリカでは企業でも個人でも寄付は免税の対象となるようです。このような税制の違いも寄付に対する考え方を大きく左右すると思います。
寄付はあくまでも強制ではありません。施設の新設や新たな教育ソフトの導入時に寄付が強制されるということはボーディングスクールにおいては決してありません。あくまでも寄付は生徒および学校関連者の自発的な行為です。従って、その時期と金額もそれぞれの家族の独自の判断で行われます。
Suffield Academyの寄付報告書から言えることは、寄付の金額については1,000ドルから2,500ドル程度の金額を寄付する人が圧倒的に多いということです。
学校側としては、金額もさることながら、継続して行ってくれるこという寄付者の意思に大いに感謝をしています。この52ページにわたる報告書の裏表紙に、
Your generosity makes all do here possible.
とあったのが、とても印象的です。

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