留学コンシェルジュ

英語でのコミュニケーションと学習

前日のブログの続きとして今日の表題を決めました。
10か月、1学年間の留学を終えた生徒に英語学習のアドバイスを
していて痛感するのは、日常のコミュニケーションのための
英語に必要な単語数は極めて少なく、自分の意思表示に用いる文章も
とてもシンプルで簡潔なものということです。
be afraid of、feel、so that(so~that~)、現在完了形、
仮定法、関係代名詞などの知識がなくても英語は話せます。
単語、熟語、そして文法要素が混ざっていますが、
あえて順不同で何の脈絡もなくランダムに言葉と用語を配列したのは、
教える側からの視点です。
40分余りスカイプで生徒に英語を教えていて、気になることをあげました。
複数の言語が日常で決して混じることのない日本では、
日本語以外の言語の習得は難しいものという先入観が
定着しているように思います。
「英語を6年間勉強しても話せるようにならない」という諦めのような
意識をおおよその人が持っているように思います。
しかしながら、10代初めから半ばの生徒が留学すると、
1年で誰もが英語を話せるようになるのです。
これは、英語を話せない日本在住の人から見ると、
特殊な能力のように思われるのに違いありません。
日本では英会話という言葉が英語学習の一分野として確立していますが、
英語圏では、第二外国語の学習は、単純にフランス語、スペイン語、
中国語というだけで「会話」は付きません。
何を話すかは自分が決めることなので、
ことさらに会話を加える必要がないからではないでしょうか。
1年間の留学を終えて、なぜ私のお世話している生徒は
自分で英語を勉強するためのアドバイスを求めたのでしょうか。
それは、今の英語力では今後の留学を考えるうえで不十分という
理解と納得が本人に生じたからです。
話は通じるし、日常生活に不便はなくても学年が進むごとに
学習難易度が増すことは、容易に想像できます。
それならば、英語理解の根本を知る必要があると
その生徒は感じたのでしょう。
私はその生徒に英語文法を解説しながら、彼の語彙の少なさや、
文法の基礎知識の欠如に驚くこともあります。
しかし、本人がやる気である以上、知識の少なさ、
欠如は大きな問題ではないのです。
若い彼にとっては、be afraid of という熟語の意味や
feelという単語の意味を覚えることは、その意思さえあれば瞬間的に
できることです。
大切なのは、向上心や目的意識など自分のやる気を最大限に高めるための、
自己管理の在り方なのだと思います。
目標を掲げることができたことが、この生徒の未来を作っていくと
私は確信します。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社KITE小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ / 運営(株)KITE〒102-0082 東京都千代田区一番町6 相模屋本社ビル7FTEL 070-8381-6486