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#1 ボーディングスクール共通願書-親への質問事項

ボーディングスクールへの出願はオンラインが主流になってきました。出願者と受け入れ校の双方にとってこの共通願書はメリットがあります。SSATのオンライン共通願書はハイスクールとしてのボーディングスクールだけでなく、ジュニアボーディングスクール(5年生ないしは6年生から9年生まので学年)への出願にも使えます。
キーボード入力になるべく早いうちから慣れること、英語による基本的な自己表現の作文にも慣れることでボーディングスクールへの出願は、SSATのオンライン共通願書を使うことができます。
今日は、オンライン出願のなかで親に対する質問事項について解説したいと思います。質問事項は2種類です。
性格、社会性などについて4段階に分けてチェックマークを入れるものと、質問に対して文章で答えるものです。
最初の質問事項は下記になります。
① What are the reasons you are considering an independent school for your child?
② What do you believe your child might contribute to a school community?
③ Are there particular skills or talents you hope will be cultivated at your child’s next school?
解りやすくするために質問事項に番号を付けました。
最初の質問①は将に親に対する我が子の志望の動機を問うものです。日本語による作文は起承転結や序論本論結論などと言われています。しかし、英語の作文はいきなり本題に入り、それを説明する形で進んで行きます。
文書作りの構造がそもそも英語と日本語では違うことを理解する必要があります。
日本語作文の作法から言えば、①の最初の文章は、例えば、我が子のことではなく、日本の教育の現状や異文化理解の重要性などから入るのでしょうが、英語においては、「何が言いたいのですか」ということになります。
Reasonsという複数形になっているので、2-3の理由をあげて、最初にたとえば、「英語を身に着けさせたいから」という理由をあげて、それを説明するいくつかの文章を持ってくればとても読みやすくなります。
出願者本人に要求される作文は、本人が書かなければいけません。それを他者が代筆することは、結局、本人にとって良い結果をもたらしません。しかし、親の作文については、他者がかなりサポートしてもよいと私は考えています。
英語を身に着けさせる理由はたくさんあります。多様性が求められる社会、グローバル化、異文化理解、寮生活で自立心を養う、世界での友達作りなど、親の素直な我が子に対する気持ちを表現すればよいと思います。
つづく

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