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#2 ボーディングスクール共通願書-親への質問事項

<昨日のブログに続きます>
ボーディングスクールのSSATオンライン共通願書にある親への質問事項2回目です。
文章による質問の他にチェックマークをクリックするだけの質問肢があります。評価項目は以下のとおりです。
Initiative(率先性)
Intellectual (知性)
Curiosity (好奇心)
Open-Mindedness (受容性)
Resilience (回復力:立ち直り力)
Responsibility
Self-Control
Social-Awareness( 社会意識)
Teamwork
これらの項目を4段階に評価します。各評価の内容を述べます。
Demonstrating (Clear understanding and use of this skill)
その内容を理解し使える。
Developing (This skill is present and still developing)
現在(その内容が)上達段階にある
Emerging (Starting to show signs of this skill)
(その内容が)現れつつある
No Basis for Judgement
分からない(判断するべき基本情報がない)
最後の選択肢があることがまさに多様性を重視するボーディングスクールを象徴しているように思えます。親が自分の子どものことを評価するにあたり「判断するべき基本情報がない」ということがなぜ起こるのでしょうか。
この項目は、子どもが養子の場合や、再婚した親が記入するように場合のためにある項目ではないかと思います。日本の学校がこの質問肢を使うとして、この選択が加えられるのはあと半世紀くらい後になるのではないかと思います。
親に我が子の性格や思考性をこのような形で問うものアメリカボーディングスクールならではユニークな試みではないかと思います。
このブログを読まれる親の立場にある人は、我が子をどのように評価するでしょうか。
すべてDemonstratingにチェックする人もいるでしょう。問題は我が子のより正確な情報をボーディングスクールに伝えることが出来るかどうかです。現実的に、上記の項目をすべえ実行できる生徒は稀ではないかと思います。誰でも得意なこともあれば不得意なこともあります。
それが自然な生徒の姿ですから、親としてそれを素直に学校に伝えるとアメリカ人は発想するに違いありません。
彼らは「合格するために」ということよりも、「合格したら」というその後のことを中心に考えるのではないかと思います。
つづく

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