留学コンシェルジュ

日曜コラム 英語以外のコミュニケーション

昨日のブログでは、サッカーに専心している生徒の留学を取り上げましたが、
自身の留学の時も大学3年生時の5か月ほどのアメリカ滞在で
得た英語以外のコミュニケーションを身に着けることに力を入れました。
その一つはテニスでした。
それまで学校関連のスポーツ活動は一切したことはなかったのですが、
大学生になってから、アルバイト先で覚えたテニスを、
留学先でも役に立たせようと継続しました。
結果は、大正解でした。
日本では考えられませんが、留学先のサンフランシスコのパブリック
テニスコートは無料で、予約もいりません。
ラケットとボールを持ってパブリック・テニスコートに出かけると、
Would you like to hit the ball?と、見ず知らずの人から声をかけられます。
人が全くいないときは、他のコートに行けばよく、
1か月もすれば、どのコートが一人で行ってもテニスができる確率が高いか、
わかるようになります。
そのようにして、9月に大学に入学するまで数か月間、
幸いなことに好きなテニスをどこのクラブに属さずにすることができました。
二つ目はビリヤードです。
アメリカのビリヤードは15個の玉を6つの穴に落としていく
「ポケット」と呼ばれるスタイルが主流です。
ビリヤード台は日本に比べると、バー、学校寮(ボーディングスクールでも
見かけることがあります)、レジデンスクラブ(長期滞在型ホテル)などに
置いてあり日本よりもポピュラーではないかと思います。
私自身の留学当初、サンフランシスコのロッジ・レジデンス・クラブという
食事つきの長期滞在型ホテルに3か月ほど滞在したのですが、
自由時間の時には、ビリヤード台のある1階に降りて行って、
ポケットゲームを通じて人とのコミュニケーションを図るようにしました。
テニスは無料、ビリヤードは1ゲームの料金(25セント【30円】ほど)
でしたから、誰でも気軽にできます。
大学が始まり、自由時間が少なくなり、レジデンスから
アパートに引っ越し、オートバイで通学するようになってから、
ビリヤードをする機会は減りましたが、
テニスは、学内のより整備されたコートで、授業でも取り、
放課後にプレーするテニス友達も増えました。
彼らが皆都合悪い時は、単身でコートに出かけるという習慣は、
変わりませんでした。
テニス、ビリヤード、共に日本でのやり方とはかなり違う
アメリカ方式から個人主義的文化を感じるとともに、
自分の意思さえあれば、組織に属さなくても、繋がれるという
彼らの社会の印象は、今も自分の中では変わっていません。

関連記事

関連キーワード

留学コンシェルジュ

TOP

株式会社KITE小学生・中学生・高校生専門の海外留学サポート イーコンシェルジュ / 運営(株)KITE〒102-0082 東京都千代田区一番町6 相模屋本社ビル7FTEL 070-8381-6486