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費用の支払い-ボーディングスクール留学

ボーディングスクールへの年間費用の支払いはおおよそ3つの選択肢があることは過去のブログで何度か述べました。年間授業料の一括支払い、2分割、そして10分割です。10分割はすべての学校で採用されているわけではありません。
一括払いの場合は、7月1日以前に契約書に記載された金額全額を支払うことになります。二分割の場合は、7月1日までに年間授業料の6割程度、そして残金は12月1日までに支払うのが標準的な授業料支払いの時期になります。
授業料以外に必要な経費としては、留学生のための医療保険(2000ドル前後)、ESLクラス費用(年間5000ドル~10000ドル)、教科書代(年間500ドル程度)などがありますが、学校によっては、ESL費用や教科書代を含むものを授業料としている場合もありますから、授業料の内訳はParent Handbookなどで確認をする必要があります。
授業料の支払いは金額と期日が明確に契約書に記載されていますが、その他の費用は契約書に記載されていない場合も多くあります。学校によっては、その他の費用を一覧表にして、支払い時期を明示しているものもあります。
日本からの支払いは、それらすべての費用に本人の個人的な費用3000ドルから5000ドルを加算して、授業料の残金支払いの期日に合わせて送ることが多いのですが、学校からのstatement(出納明細)には、その他の費用の入金記載がない場合があります。
なぜこのようなことが起こるかというと、日米での支払い方法の違いによるものと思われます。日本では、学校の授業料支払いは振り込みによるものがほとんどですが、アメリカではそれは小切手で行われるのが一般的なようです。
支払いの枠を少し広げて、電気、ガス、水道などの支払いを日本は銀行口座からの振り込みが普通ですが、アメリカではpay the billに象徴されるように小切手によるものが普通です。
この習慣はボーディングスクールにも適用されていて、授業料以外の必要経費は親元に請求書が送られるか、statementが送られてきて、親はその内容に基づいて小切手を学校に送付するというものです。
たとえば、6月に保険代、ESL費用、教科書代をまとめて支払っても、それらが実際に発生するのは9月以降ですから、それまでのstatementには、それぞれの項目が記載されることがありません。
受け取る側としては、6月末時点で差し引くべき内容と金額のみを親に送ることが多いのです。
つづく

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