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日曜コラム スポーツマンシップ

ボストンの近郊にあるジュニアボーディングスクールで学ぶ生徒から
テンスクールズの一つ、アンドーバーにテニスの試合で遠征した時の
状況を聞きました。
ジュニアボーディングスクールの寮生は6年生から9年生まで、
日本でいえば中学校です。
アンドーバーは9年生から12年生(PGを含めると13年生)の高校です。
ジュニアボーディングスクールのチームはバーシティ(一軍)、
対するアンドーバーはJB(ジュニアバーシティ:2軍)だったそうです。
試合は、アンドーバーが圧倒的な勝利をしたそうですが、
問題は彼らのスポーツマンシップにあります。
中学生と高校生ですから、体力的、技術的に差があるのは当たり前です。
体力、技術力ともにその差が歴然としていたことでしょう。
それであってもスポーツですから、お互いに全力で対戦すべきです。
勝利した側は、おごらずに勝利から次につなぐエネルギーを、
負けた方は、くさらずに技量を向上させるための意識を高めるのが、
スポーツマンとしてのプライドではないかと思います。
アンドーバーのJBたちは、相手との差が歴然であることを知ると、
なんとサーブを受ける時に、サービスライン上に構えたというのです。
有効なフラットサービスはまず打てないと見て取ったのでしょう。
スピンないしはスライスサーブであればサービスラインに立っても
返せるという目論見なのでしょう。
しかし、サービスラインに立ってサーブを受けるというのは、
サーブをする側にとって迷惑でマナー違反はなはだしいことです。
年齢も体力も技量も明らかに差のある相手に対して、
このような態度で臨むことは、スポーツマンとして恥ずべきことです。
驚いたことに、それを見ていた相手コーチは、選手を諫めるどころか、
選手と一緒に笑っていたというのです。
情けないことです。
勝っても負けても正々堂々、そして試合が終わった後は、ノーサイド、
お互い労わりあうのがスポーツマンの根本です。
この話を聞いて教育がいかに人の成長にとって大切かを実感します。
「おごれる者は久しからずただ春の夜の夢のごとし」、
勝敗のみにこだわる人のいかに空しいことでしょう。
スポーツという手段を、人の成長に結び付けたい故に、
ボーディングスクールでは、全員参加のためのチーム制を作っているのに、
その原理が歪んでしまっているのは大人の責任でもあります。
ジュニアボーディングスクールの選手たちには、
この負けを乗り越える強い精神と意地を持ってほしいと思います。

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