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ニュージーランド留学-#3 知識教育から創造教育へ

<先週木曜日のブログに続きます>
ニュージーランドYear9、10の留学生のクラスは生徒数が25名前後です。科目は、日本、ニュージーランドともに前期中等教育は共通しています。
主要科目は下記のとおりです。
国語(母国語としての英語)
数学
理科
社会
外国語
選択科目1
選択科目2
留学生は社会や国語としての英語クラスは、英語力不足のため現地生徒と同じには受けられません。それらのクラスをESOL(English Speakers of Other Language)に置き換えるわけですが、このクラスは日本の英語クラスとは根本的に異なります。
日本からの留学生が驚くのは、ESOLクラスに教科書がないことです。
日本で教えられるリーディング、英文法、英作文、英会話など英語関連の授業はいずれも明確な教科書(テキストブック)があります。それぞれの学年で英語学習のカリキュラムは徹底しており、学年ごとにレベルが上がっていき、中等教育の最終学年で最も高度な英語を学ぶということになっています。リーディングの内容の難易度の増し方、英文法の習得内容の向上など、とても体系的に整理されているといえますが、日本の中等教育が目指している英語マスターの頂点は、やはり大学入試にあると思います。
ではその大学入試に出る英語の長文を読んでみると、その内容は若者向きとは思えません。また、試験の内容は10代後半の生徒たちが興味を持つとも思われません。その内容は極めて観念的、主観的な心理学もあれば、半世紀以上も前の評論家の社会批判的エッセイをそのまま引用したと思われるような文章もあります。まるで面白くもない文章を10代の若者が机にかじりついて、我慢して学ぶ価値が果たしてあるかと英語圏の学校を見てきた私は思わざるを得ません。
ESOLクラスで留学生が学ぶのは、一方的に押し付けられる英文法や社会評論解釈ではなく、「君たちが必要とする英語知識を自ら学ぶ」という学習姿勢であるように思います。
教科書が日本のように専門家によって徹底的に練れていない分、それを補わなければならないのは生徒一人ひとりの意欲と主体性なのです。先生はそれを期待して、自ら唾を飛ばして講義に熱中するのではなく、生徒の応援者となることに徹しているように思います。
つづく

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