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英語力-コミュニケーション力と学力

言語というのは、人のコミュニケーションのための手段です。それが顕著に表れるのが留学です。自分の意思を相手に伝え、相手の意思を自分で理解するためには、英語力は不可欠です。10代前半の生徒の場合、オーラル(口頭)コミュニケーションは半年くらいでほぼ完成し、1年くらいたてば生活に困らない程度の英語力を身に着けることが出来ます。
一方で英語力を学力という見地から見ると、英語構造に対する知識と語彙力は日常の生活の中から自然と身に着くものではありません。学力を判定するためにTOEFL、IELTSといった試験がありますが、これらの試験で大学レベルの点数を挙げるために留学生は学校での授業とは、全く独立した学習に取り組む必要があります。
アメリカのボーディングスクールおよびジュニアボーディングスクールでは、夏休みに課題図書が挙げられ、生徒はそれを読むことが求められます。英語で小説が読めるにもかかわらずTOEFLの点数が芳しくない留学生はたくさんいます。どうして、そのようなことになるかというと、ストーリーを追うことと、内容を理解、把握、そして処理する能力は別だからです。
大学で学ぶ以上、アメリカ人はSATによって、英語力を計られなければいけませんから、その内容が現実と乖離していると思われても、ひたすら単語を覚え、速読力を鍛え、与えられた指示通り数十行の英文を処理できなければいけません。日本との違いは、SATが英語標準学力を調べるために作られているのに対して、日本の大学の英語試験は、やたらと難解な文章が出される傾向があることです。
日本の受験で時々現れる難解な英語文章は、それをたとえ日本語に正確に訳したとしても難解です。難解でも、私たちの日常生活にかかわる役に立つ情報かというと、そうではありません。私が言いたいのは、果たして10代後半の学生たちが、そのような観念的、形而上的な文章に興味をもって取り組めるかということです。
今までは、大学生であれば、これくらいのことは理解しなければいけないという理屈で大学受験に取り組まされてきました。自分の趣味、興味、好奇心など関係ありません。もしかすると、そのような傾向故に、日本の学生たちは、大学入学後に勉強よりも、サークル活動、アルバイトに熱をいれるようになるのかもしれません。結局、それまでに無理やり覚えさせられた使わない英語とは、何の未練もなく決別するわけです。
留学の効用は、英語を最初にコミュニケーションの道具として、覚え、しかる後に学力をつけるところにあると思います。それであれば、それを学ぶ側の生徒も納得するのではないかと私は思います。

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