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ボーディングスクールのチャレンジ精神

高校生になってからでもいろいろなことにチャレンジできると考えるのが、ボーディングスクールの基本です。もちろん、それはアメリカのボーディングスクールに限ったことではなく、文字通り世界の教育での共通要素ではないと思います。しかし、日本の場合を考えてみると、高校生になってから、スポーツ、芸術、音楽で新たなことにチャレンジするのは、大学受験のことを考えると気楽には始められないと考えられていないでしょうか。
そもそも小学校や中学校で学校が終われば、塾、家庭教師などがあり放課後が自由にならないのが当然というのが習慣になっていれば、新たなことへのチャレンジは難しいのではないかと思います。
学校での勉強は、いわば与えられるものですから、チャレンジではありません。与えられたものを更に補完するのが当たり前になっている日本では、生徒自身が自ら何かに取り組むという自発性がこのままでは、少しずつ退化してしまかもしれません。
ボーディングスクールのインタビューでは、学業以外で何が好きか、何をしているかが問われます。しかし、それ以上に入学後にどうしたいのかということも大きなテーマです。音楽の分野では、オーケストラで使われる楽器は、いずれのボーディングスクールでも学校生活のなかで演奏を学ぶことができます。その他、ジャズ、ロックバンドなどもどのボーディングスクールにもある音楽活動です。
陶器、工芸品、絵画、彫刻、オブジェの制作など、10代の子どもたちが興味を持ちそうなアート系のクラスもあります。
入学してくる生徒にチャレンジしたいことへの既存の知識や経験を問わないのがボーディングスクールのいいところではないかと思います。
日本では、いわゆる進学校に通い、スポーツには積極的ではなかった留学生も、ボーディングスクールでは、放課後のスポーツは半ば強制的に取らされます。しかし、スポーツは秋、冬、春と年に3シーズンあり、それぞれに違う種類のスポーツを生徒は選択することになります。
驚いたことに、クロスカントリーやグランドホッケー、ラクロス、スカッシュなどを日本からの留学生は積極的に行うようになるだけでなく、多くの生徒がMIP(Most Improved Player)に選ばれたりもするのです。
チャレンジの精神はボーディングスクールでは、とても尊重されます。「やったことがないからやる」ことは素晴らしいと考えられています。失敗を恐れて何もしないことが最大の失敗ということを、生徒たちが自覚したとき、彼らのこころの奥底に眠らされていた能力が目覚めることに、ボーディングスクールは大いに期待しています。

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