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中等教育比較 日本とUSボーディングスクール

東大合格者の多い学校の取材番組がありました。この学校はいわゆる難関高校として全国的に名の通った高校ではなく、ここ10年くらいの間に東大への合格者を100名以上出すようになった私立の共学校でした。
その学校では、夏休みを返上して生徒たちは勉強するそうです。その理由は、「東大を目指す生徒たちは、夏休みは塾や予備校で必ずと言っていいほど勉強するので、それを高校が兼ねることが最も合理的だから」だそうです。
一クラスの生徒数も40人ではなく50人。以前には一クラス30人で授業を行っていたのだそうですが、クラスの生徒数が少ないことで、生徒間同士の競争意識と授業そのものの緊張感も薄れてしまったそうです。そこで、日本の標準である40名のクラス人数にこだわることなく、クラス内の競争意識や授業での集中度を増すために、一クラスの生徒数が50名となったそうです。50名クラスは十分にその機能を発揮して、生徒の学習効率に貢献しているようです。
テストもかなり頻繁に行われ、細かく生徒たちが理解しなければいけないことがらがチェックされているようです。
結果として、東大合格者が全国ランキングで10位以内ということがテレビ番組で放映されました。
サマースクールではなく、通常の学校が夏休みの時期に行われ、大人数クラスで生徒間の競争意識を高め、学習項目が念入りにチェックされることで、難関大学への入学を目指すというのは、日本の高校においては、特に珍しいことはないと思われます。日本の場合、クラスのあり方のなかで、個人の意見や討論の場というのは、重視されないことがわかります。
この学校の在り方とほぼ対照をなすのがボーディングスクールと言えます。すなわち、夏は休む。そして、学校が生徒に問いかけるのは、まとまった休みを利用して、自分が課題を決めてそれに取り組ませること。学校からの提案は、世界のいくつかの地域を見て歩き、生徒の世界観を広げるツアーなどです。
一クラスは15人以下で構成されて、クラスでの先生と生徒、あるいは生徒同士の議論や討論は日常として行われ、それにかなりの時間をかけます。彼らの学校常識では、先生の講義に50名が集中して、ノートを取ることは考えられないでしょう。
どちらが学校として優れているかということの議論はあまり意味がないと思います。なぜならば、どちらもそれぞれの国で高い評価を受けていて、納得のできる進学実績をあげているからです。
つづく

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