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アメリカ教育コンサルタント協会(IECA)について

IECAはIndependent Educational Consultant Associationの略でアメリカの東海岸地方、バージニア州に本部を置く組織です。
300名あまりのメンバーは、もとボーディングスクールの校長やディレクターオブアドミッション経験者が多く、それまでの自身の経験と知識もとにして、ボーディングスクール、大学に入学を希望する志願者とその家族に対してコンサルティングを行うことがメンバーの主たる仕事内容です。
メンバーの多くはアメリカ人ですが、日本をベースとして活動している会員は4名いて、IECAのホームページで会員コンサルタントは検索できます。IECAのようなNPO団体は英語圏ではアメリカだけですが、ボーディングスクールでの自分の経験を基にしたメンバーですから、アメリカのボーディングスクールについて、かなり豊富な知識を持っているだけでなく、進学相談やLD、ADD、ADHDなどの生徒に対しても対応できる専門性を有している会員も多くいます。
1年ごとにメンバーシップが更新されるところはボーディングスクールに在籍する生徒と同じ条件ですが、最近、その会員資格を更新する際、オンラインによるワークショップ(研修)を体験しました。
案内によると、40分ほどで終わり、研修であるから、合格・不合格による研修結果判定はないとありますが、いざ取り組んでみるとTOEFLのようなオンライン選択問題がシナリオ1から9まであり、それぞれに4-5題の設問がありました。40分で終わるというのは、英語読解になんの不自由もないアメリカ人のことで、相当なインテリのIECAメンバーにとっては、そのとおりなのでしょう。しかし、英語全般についてはIECAメンバーのようにはいかない私にとって、これはしっかり2-3時間程度の時間をかけてしっかり取り組む必要がると感じました。
シナリオはすべて、メンバーとしてやるべきこと、やってはいけないことなどを動画や文章で寸劇的に描き、それに対して正解をクリックするというやり方で進んでいきます。
生徒に合った学校を選び出す過程や、コンサルタントと学校との関係、そして自己宣伝の方法などがシナリオとして用意されています。中国からの留学生(日本でないのが残念)をどのようにしてコンサルティングするかというような設定もありました。
登場人物の名前が複数ありますから、最初のうちはコンサルタントと生徒の親の区別がつかないこともありましたが、基本的に試験ではなく、あくまでもワークショップなので、ロールプレイング動画を繰り返して見るうちに慣れてきました。
仕事の日常や学校訪問で英語に困ることはありませんが、テスト形式で正解を選びだすとなると、いつもの仕事と状況が異なるため手間と時間がかかります。
つづく

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