留学コンシェルジュ

役得

先週の金曜日の深夜、正確にはおそらく土曜日の早朝にすこし寝冷えをしました。
風邪の症状はなく、喉に多少の違和感がある程度だったので、
土曜日の午前中、3時間半ほどテニスをしました。
その日は太陽に傘かかかるような天気で、湿気があり蒸し暑かったので、
普段よりも多く汗をかき、また息が切れました。
まるで、真夏にテニスをしているようでした。
「おかしい」と思いながらも、昨日の寝冷え症状とそれが
結びついたのは、母不在の実家の庭掃除を終えた夕方頃でした。
その夜から乾いた咳が床に就くと出始めて、さすがに日曜日の剣道は休みました。
しかし、昼は咳も熱もなく、いつものように特別養護老人ホームに母を訪ね、
昼食を食べる手助けをして、歯を磨き、昼寝をさせて帰宅しました。
翌日、朝には咳もなく、昼間の体調も普段どおりだったので、お昼に
3.5キロくらいをゆっくりと走りました。
これで、風邪は治るだろうと楽観したのですが、その夜から咳がひどくなりました。
火、水、木と日を追うごとに深夜まで咳が続き、金曜日の朝には、
左眼が正常ではなくなりました。目脂のために朝は上瞼と下瞼がくっついてしまい、
眼をあけても少しかすむのです。
電車を降りる頃には、かすみはなくなりましたが、過去に3回ほど経験した、
結膜炎と診断されたときと同じ初期症状です。
今年9月から留学する生徒のお母さんが眼科医であることを
思い出して、金曜日の夕方、たまらなく、お母さんが仕事から帰宅する頃の時間に
お電話して、自分の症状をできるだけ正確に伝えました。
スカイプで話すことができたので、私の左目の様子も
電話よりは伝えることができました。
専門家の人に時間外でありながら丁寧な診察を受けることができたばかりでなく、
点眼剤まで送っていただけるとのことで、コンサルタントの役得を
とてもありがたく感じました。
金曜日の午後に2年前にお世話を終え、日本の大学で学ぶ生徒のお父さんから
携帯に電話がありました。
折り返すと、会社のお中元としてはちみつをオーダーしたいということでした。
お父さんは、「息子さんのテレビを見て、私がはちみつを売ってあげたくなった」
そうです。また、「学生時代から売るのは得意だった」とのことで、
留学のお世話が終えても、繋がることがあるのが、
これも役得と感謝しています。
今回の風邪はいつもよりも長引いています。
ひきはじめにおとなしくして、一切の運動を控え、
睡眠を多くとるべきだったのだと思います。
アスリートとしての役得として、運動で風邪を治すなどは、
そもそも増上慢であることを認識させられた一週間でした。

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